読書感想文に苦手意識を持っている方も多いと思います。
では何故苦手意識があるのでしょうか?
それは「書き方」が分からないからではないですか?
自由に書いていいとはいいますが、「さあ、好きに書いていいですよ」と言われるとそれはそれで難しいものです。
そこでここでは中学生に向けて読書感想文の書き方についてお話していますので、良かったら参考にしていってください。
目次
読書感想文の書き方で中学生はどう書けばいい?
良い読書感想文の書き方というのは基本的に小学生も中学生も高校生も皆同じです。
小学生の場合、親がサポートした方がスムーズに書ける事も多いですが、中学生になるとそれを自分で考えて書いてみましょうねって事です。
まずひとつポイントになるのが、どの年代も「本を読む前と読んだ後で、どのように自分の考え方が変わった(成長した)か?」を意識して本を読んでください。
コツとしては本に出てくる登場人物を自分と照らし合わせて考えてみる事です。もっと言えば今の自分の生活と照らし合わせてみてください。
本を読んだ後で「これから自分はこうしていきたいと思った」というような考え方の変化、それもなるべく前向きな変化を書いていくのが重要なポイントになります。
後は、全体的な文章の流れ、「構成」についても意識して書いてみましょう。
読書感想文の書き方で構成はどうすればいい?
よく文章の構成に起承転結という言葉が使われます。
起は物語の始まり
承で物語が進み
転で物語が急展開し
結でまとめ
となりますが、これを鵜呑みにする必要はありません。というかちょっと分かりづらいですよね(^^;
これを読書感想文に置き換えると、
起=本の中で印象に残ったシーンは?
承=何故そのシーンが印象に残ったのか?
転=物語の登場人物と自分を比べて自分ならどうすると思った?
結=本を読んだ後で、これから自分はどうしていこうと思った?
このように考えると書きやすいかと思います。
まず、これらの事を箇条書きでもいいので書き出してみましょう。
書き出した事柄を上記の起承転結に合わせて文章を組み立ててください。
ポイントとしては何故そのシーンが印象に残ったのか?という1つのテーマを掘り下げていく事です。
1つのテーマに絞って書いていく事で、ただあらすじを書いているだけの文章とは格段に違いがでます。
また、「転」の部分では自分ではどうするか?を書いていきますが、そこに自分の失敗談を書いていくと、より深みやオリジナリティーが出てきます。
もし文字数を稼ぎたい場合はここで自分の事を詳しく書いていけばいいので、文字数稼ぎはこの「転」の部分がやりやすいと思います(^^;
そしてその失敗談を踏まえた上で、「結」のこれからどうしていこうと思った?に繋げていくと話が繋げやすいし、スムーズにまとまります。
読書感想文の書き方で良い書き出し例は?
文章の書き出しというのは、決まると続きの文章が書きやすくなりますが、その分いきなりのつまずきポイントといってもいいかもしれませんね。
最初の文章で読み手の「続きを読みたくなる度合い」も変わってきますので、文章の書き出しはとても重要です。
「僕がこの本を読んでまず思った事は~」や「私がこの本に出会ったきっかけは~」はよく見る書き出しなので、できれば避けた方がいいでしょう。
読み手にインパクトを与える事もできません。
但し、「その本に出会ったきっかけ」に関しては何か運命的なエピソードなどあれば取り入れてみても面白いかもしれません。
ここではテクニックとして2つほど書き出し例を紹介します。
「」の会話文から書き始める
作品の中の印象に残ったセリフの部分を冒頭に持ってくると、アクセントの付いたインパクトある書き出しにする事が出来ます。
疑問形から始める
読み手に質問を投げかける形で文章を書き出してみましょう。
こうすることで読み手は「なんで?」となり、答えを知りたくなりますのでその後の文章に興味を持ちやすくなります。
なかなか良い書き出し方が思い浮かばない場合は是非取り入れてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
読書感想文の書き方についてお話してきましたが、一度自分の中で書き方を作ってしまえば読書感想文に対する苦手意識も少しは減ってくると思います。
是非素晴らしい読書感想文を書いて、先生をギャフンと言わせてくださいね(笑