ここではPS4/5版のMedieval Dynasty(メディーバルダイナスティ)の内容やプレイした感想を書いていきます。
Medieval Dynastyは元々PC版で発売されていて、内容的にはほとんど変わらないと思います。
とはいえ、一応今回はコンソール版という事で、PS4/5版で購入を検討している方や気になっている方は是非参考にしていって下さい。
目次
Medieval Dynastyってどんなゲーム?
中世を舞台にしたオープンワールドのサバイバルクラフトゲームです。
PS storeの紹介文には、国に絶大な影響を与える都市を作り、王朝を築き上げる。みたいな感じで書かれていますが、ハッキリ言ってそこまで大層なものではありません。
どこからどう見ても「村」止まりですねw
サバイバルをしながら村を作り、運営させていくゲームです。
そして一応メインとなるストーリーもあります。
ざっくり説明するとプレイヤーであるラシミールは、戦火を逃れ山奥の村に居るという叔父を頼りに行きます。
が、すでに叔父は亡くなっていて、叔父の人となりなどを調べてく上で叔父の死の真相を知ることになります。
他にもチュートリアル的なチャプターやちょっとしたストーリークエストやサイドクエストもありますので、それらをこなしながら村作りに励んでいくという感じですね。
メインストーリーが終わるとちょっとしたエンディングみたいなムービーが流れますが、基本的には明確な終わりがなく、自分がもういいやとなった時がやめ時のゲームです。
また、PC版発売時には翻訳の粗さがレビューなどで指摘されていましたが、かなり改善されているようでそこまで気にならなかったです。
Medieval Dynastyで出来る事は?
生きていく為のサバイバル
最初は、資源や食料を確保する為に、採取や狩猟を全て自分で行う必要があります。
例えばその辺に落ちている「石」や「小枝」を拾えば「石のナイフ」や「石斧」が作れるようになり、石斧を使って木を伐採すれば「丸太」を採取する事が出来ます。
丸太にもいくつか使い道がありますが、例えば丸太を加工して「木の槍」を作れば近距離武器、投げることで遠距離武器にもなるので序盤の狩りではとても重宝します。
狩った動物からは石のナイフを使って「肉」や「革」「毛皮」などを剥ぎ取ることが出来、肉ももちろん生で食べると毒性があるのでたき火を作って焼いてから食べる必要があります。
このゲームには水分管理もありますが、水に関してはどこの水辺からでも補給できるのでそこまで大変ではありません。
そして集めた資源で最初に「素朴で小さな家」を建てたら、そこが村つくりの第一歩です。
正直このゲームはゴリゴリのハンティング要素がある訳でもなく、序盤は近づくと逃げてしまうような動物を狩る事が多いのですが、それでも最初に狩りが成功した時のよろこびはサバイバルゲームならではと思います。
また、動物の他に敵対NPCとして盗賊がいます。倒すとそれなりの物資を手に入れる事が出来ますが、3人ほどの集団で襲ってくるので、暗い夜などは注意が必要だったりします。
自分の好きな場所で建築が出来る
このゲームは基本的にはマップ上の好きな場所で建築をする事が出来ます。
ただし、既存の村の近く、水上、急な斜面などには建築が出来ません。
とは言え、これらの条件を省いてもマップ上のかなりの場所で建築が出来るようにはなっています。
また、斜面を平らにするなどの整地は出来ませんが、木を完全に伐採することで建築する場所を広げることは出来ます。
デフォルト設定だと建築できる家や施設の数は70になっています。
建物は壁や天井といった各パーツを自分でスナップさせていくものではなく、予め決まった形の建物を建てる事が出来ます。
自分で住人をスカウトし、村を運営していく
自分の家を建てることが出来たら次は本格的に村作りをしていくことになりますが、自分の村に住んで働いてくれる住人は自らスカウトしにいく必要があります。
スカウトできるNPCにはそれぞれ得意な分野と苦手な分野があり、例えば農業のスキルが高ければ、畑仕事や動物の世話などが適した仕事になります。
また、このゲームは何をするにもお金が必要です。税金を払ったり新しいクラフトレシピを開放する際にも必要になります。
ゲーム内では「コイン」になりますが、村の運営が上手くできるようになると効率的に金策が出来たり、自分で狩りにいかなくても食料がまかなえたりします。
村を運営していくという事は、その辺が自動化されるという事ですね。
例えば「狩猟小屋」に住人を配置すれば、肉や革といった資源を集めてきてくれます。集めてきた肉は「調理場」で調理することで様々な料理にすることが出来ます。
そして、狩猟小屋では仕事道具として石のナイフが必要になりますが、石のナイフは「鍛冶場」で作れ、石のナイフを作成するのに必要な石や小枝は「掘削小屋」で採取することが出来ます。
このように、それぞれの施設の需要と供給をマッチさせながら村の拡大、運営をして自動化させていくことになります。
ですので、序盤は自分で何もかもやらなければならなく、サバイバル色が強いのですが、村を作り始めると村を運営させていく為の行動が多くなってきます。
Medieval Dynastyの残念だった面
デフォルトの設定バランスがいまいち
初めてプレイする場合、もしかするとデフォルト設定のまま始めると難しいと感じるかもしれません。
例えばデフォルト設定だとゲーム内で3日経つと季節が変わります。慣れてしまえば3日で十分なんですが、序盤右も左も分からない状態でプレイすると何もできないまま時間が過ぎてしまいます。
他にも税金の率が100%の状態だと、ひたすら金策に追われて他の事に手が回らないなんて事もあり得ます。
で、個人的に一番バランス悪いと思ったのは技術ポイントの獲得率。
プレイヤーや村の住人が採取や狩猟などの行動をすると、それに準じた技術ポイントが加算されていきます。
技術ポイントがたまると新しい施設が開放されるのですが、全ての施設を開放させるのにとにかく時間がかかります。
村の運営が安定してくると、この技術ポイントを獲得していく為だけの作業ゲーになりがちです。
でもまあ一応この辺の設定に関してはゲーム途中からでも変更可能なので、自分に合った設定にして遊ぶのがおすすめですね。
上位の施設を開放してもあまり使い道がない
これも上記の設定バランスと少し被りますが、せっかく上位の施設を建てられるようになっても、その頃にはすでに村の運営も安定してきてあまりその恩恵を感じません。
例えば「風車小屋」の施設なんかはかなり最後の方で開放される施設で、小麦の生産効率がグンと上がるんですが、別に無くても全然大丈夫ですw
こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、自分の場合は自己満足というか、村の見栄えの為だけに全ての施設をとりあえず建ててみたって感じでしたね。
Medieval Dynastyの良かった面
序盤~中盤はとにかく楽しい
序盤のサバイバル感、そして村を少しずつ拡大していき、クラフトできるものが増えていく様はとても面白いです。
村を拡大するまではやる事がほんとに多く、時間があっという間に過ぎてしまいますね。
また、強い武器が手に入ったり作れるようになり、凶暴な動物を狩れた時は嬉しいですね。
Medieval Dynastyの中でも最強クラスの熊を狩猟中
もっとハンティング要素があっても良いかなとは思いますが、まあこれはこれである程度楽しめたので良いかなという感じです。
四季がある
このゲームには四季があり、例えば農作物にしてもその季節にあった種を植える必要があります。
季節が変われば景観が変わるのはもちろんなんですが、冬限定で雪だるまなどが作れるところも遊び心があって良かったですね。
あと、サバイバル的にやっぱり冬は厳しくて、寒さ対策が必須なのですが、防寒具を揃えられなければ松明で暖を取る必要があります。
まあそんなに難易度が上がる訳ではありませんが、一応四季があって季節による違いがあるのは良いところだなと思います。
PS5版は2024年に無料大型アップデートが実施予定
これはゲームをプレイした感想ではありませんが、2024年に無料の大型アプデが予定されています(残念ながらPS4では対応していません)
すでにPC版では実装されていますが、新マップやCo-opモードなどの追加により4人までの協力プレイが可能になる予定です。
2023年現在ではPS5版はシングルモードのみですが、大型アプデが入ればさらに長く遊べるゲームになりそうです。
Medieval Dynastyって面白い?中世を舞台にしたサバイバルクラフトゲーム!のまとめ
自分の場合、全てのストーリーをクリアして、村の規模を最大である「都市」にまで発展させました。
で、このゲームは自分の好きなタイミングで結婚して跡継ぎを産んでもらう事も出来るんですが、その息子がある程度大きくなるところまでで大体100時間弱くらいプレイしました。
サバイバルクラフトゲームとしては、中盤以降、多少間延び感もありましたが、とても面白かったので購入して良かったなという感想です。
それでは良いサバイバル生活をノシ