最近は、体調管理や生活習慣改善の手助けとして、健康食品も多く発売されるようになりました。
特に飲料系などは良く見かけるようになりましたね。
そこで今回はコカ・コーラさんから発売されている、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにするという「からだすこやか茶W」について、いつ、どのようなタイミングで飲むのが効果的なのか、また、なぜ脂肪や糖の吸収を抑えるかなどについて気になったので調べてみました。
目次
すこやか茶を効果的に飲むタイミングは?
まず、すこやか茶を飲むタイミングや摂取量についてですが、パッケージやコカ・コーラのHPには次のように記載されています。
「お食事ごとに1本を、1日あたり3本を目安にお飲みください」
なるほど。確かに脂肪や糖の吸収を抑えるとなると食事の際に飲むのが一番良いんでしょうけど、ただ、これだけだとちょっとまだ分かりづらいというか、少し言葉が足りないかなぁという気もしますね(;^_^A
食事の際と言っても、タイミング的には「食前」「食後」もしくは食事を取りながらの「食中」になるのか?いくつかありますよね。
僕なんかですと、こってりしたものを食べた後、口の中をサッパリさせたいという事もあって食後に飲んだりすることも多いのですが、この答えについて「Yahoo!知恵袋」で答えてくれている方がいます。
回答者の方曰く、
「血糖値の上昇を抑える事から、食中に飲む事が望ましいです。」
「Yahoo!知恵袋」より引用
とのことです。
ただ、回答者の方を信用しない訳じゃないんですが、僕的にもう少し確信めいたものが欲しかったので、コカ・コーラさんのお客様相談室に実際に電話して聞いてみました。
電話対応して頂いた方によると、
「食中に飲むことをお勧めしています」
との回答を頂きました。
やっぱり、食事と同時に飲むのが一番良いタイミングという事で間違いないようですね。
他にも、同じような謳い文句として黒烏龍茶などがありますが、こちらもサントリーさんのHPには
『黒烏龍茶』は、食事とともに飲むことで、脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、体に脂肪がつきにくくなる特保ウーロン茶です。
「サントリー公式HP」より引用
とありますので、糖や脂肪の吸収を抑えると表記されている場合は食中に飲むのが効果的という事になりそうです。
ちなみに余談になりますが、ヘルシア緑茶のような内臓脂肪を減らすのを助ける、というようなものは特におすすめの飲むタイミングなどはないそうです。
それよりも、毎日継続して飲み続ける方が大切みたいですね。
すこやか茶に含まれる成分と脂肪や糖の吸収を抑える理由
次にすこやか茶に含まれる成分を見てみましょう。
エネルギー:0kcal
たんぱく質・脂質:0kcal
炭水化物:5g(糖質0g、食物繊維5g)
食塩相当量:0.1g
関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として)5g
カフェイン:47mg
・・・う~ん、いくら飲んでも太らなそうな成分内容ですね(笑)
ここで注目すべき成分は関与成分である難消化性デキストリンになります。
この難消化性デキストリンとは何ぞやと申しますと、カッコ内にもある通り、要は食物繊維になります。
なぜこの食物繊維を摂取することが大事かと言いますと、ダイエットで食事の順番を気を付けるというのを聞いたことありませんか?
「ベジダイエット」とか呼ばれたりするんですけど、食事の際に、食物繊維の豊富な野菜などを最初に食べて、その後にたんぱく質である肉や魚、最後にご飯を食べるというダイエット方法です。
空腹時に、肉や魚、ご飯などを急に食べると血糖値が上がりやすくなり、急激に血糖値が上昇すると、体内ではインスリンという成分が分泌され血糖値を下げようとします。
ただし、このインスリンは、脂肪の合成も促進してしまうようで、余ったブドウ糖などは脂肪として蓄えられてしまうという事になります。結果、太りやすくなるということみたいなんですね。
そして食物繊維にはこの血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるようです。
その為、食事の最初に食物繊維を摂取して血糖値の上昇を抑え、無駄なインスリンの分泌を減らし、脂肪や糖の吸収を抑えるのがダイエットに繋がるというのが理屈になっているようです。
とは言え、僕はその辺に関しては専門家じゃないのでハッキリとした事は言えませんが、食事中にすこやか茶を飲んだ方が良いというのも同じような理由なんじゃないかと思いますね。
さらには、難消化性デキストリンには糖の吸収を抑えるほか、中性脂肪の上昇抑制、内臓脂肪の低減、整腸作用、ミネラルの吸収促進、といった身体に有益な作用もあるようです。
この難消化性デキストリンについては「大塚製薬」さんのHPで詳しく説明してくれているので、興味のある方は覗いてみて下さい。
すこやか茶の飲みすぎは危険!?
すこやか茶を飲む方っていうのは、少なからず健康を気にしている方が多いと思うんですけど、
「でもいくら健康食品と言っても、飲み過ぎは危険なんでしょ??」
と思われる方もいるかもしれませんね。
これは、すこやか茶というよりは先程書いた、難消化性デキストリンを取り過ぎるとどうなるか?という話になるのですが、この難消化性デキストリンは取り過ぎによる危険性はほとんど無いという研究結果が出ているようです。
米国FDA(食品医薬品局)では、1日の摂取量の上限を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材とされていますし、ある研究では難消化性デキストリンを1日あたり45g、それを4週間連続で摂取するという実験が行われたのですが、それによる臨床検査値や胃腸症状などに異常・副作用は認められなかったようです。
また、ある論文では1日に80g摂取した場合においても下痢などの症状は無かったという報告もあります(80g以上に関しては分からないとなっています)
ただし、人によっては食物繊維を取り過ぎることによって、放屁、つまりおならが出やすくなるという事はあるみたいです(;^_^A
まあ、すこやか茶は特定保健用食品(トクホ)ということで、国の審査も通っている訳ですから、多少飲み過ぎたからと言ってとんでもなく危険なことになるということはなさそうですね。
すこやか茶を飲むタイミングは食前食中食後いつ?相談センターに聞いてみた!のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はすこやか茶の飲むタイミングと、脂肪や糖の吸収を抑える理由について調べてみました。
トクホのお茶というと、多少苦みが強かったりするものもありますが、すこやか茶に関しては割とあっさりしていて飲みやすいですよね。
ただ、あえてデメリットを挙げるとするならば350mgで146円(税抜き)とちょっと毎食飲むには価格が高いことですね。
そんな時は、箱買いなどまとめて購入すると多少安く抑えることが出来ますので、その辺も併せて覚えておいてもらえれば幸いかなと思います。
・・・最後はちょっと宣伝みたいになってしまいましたが(笑)