七夕と言えば、彦星と織姫が登場する「七夕伝説」がよく知られていると思います。ここでは七夕伝説の詳しい話は割愛させていただきますが、この物語に出てくる天の川、この天の川を実際に見てみたいと7月7日に夜空を見上げる方も多いハズ・・・
そんなあなたの為にここでは「天の川」を見る時に知っておきたい豆知識をご紹介したいと思いますので、良かったら参考にしていって下さい。
目次
七夕の天の川はいつまで見れる?
天の川というと七夕の時期だけ見えると勘違いしがちですが、そうではありません。「川」といっても実際は恒星の集団ですので、常に存在はしています。
もちろん季節によって見やすい、見づらいの違いはありますが条件さえ整えば1年を通して見る事はできます。
ただ、現在の7月7日というのは、実は天の川を見るのにそれ程適している時期ではありません。本来七夕というのは8月なのですが、改暦された事によって現在の7月7日になりました。
残念ながら7月というと日本では梅雨の時期ですよね(^^;空に雲がかかってしまう事も多く、天の川どころか星ひとつ見えない日も珍しくありません。しかもこの梅雨で湿度が高いというのもあまり星を見るのにはよろしくないんですね。
ですので、もちろん7月7日が晴れたりしていれば天の川を見れる可能性はあるのですが、上記で書いた理由などにより実はそんなに「天の川を観測するのには向いてる日ではない」っていうのが実情です。
出来れば梅雨が明けてからの方が見やすいです!
天の川がよく見える場所は?
これも残念ながら、日本は年々天の川を見れる場所が減ってきています。というのも繁華街のネオンや街灯などの増加により、夜でも明るい場所が多くなってしまったからです。天の川を見るのには出来るだけ暗い場所がいいのですが、最近では人工光の光害によって暗い場所が減ってしまったのが原因で、日本人の70%が天の川を見ることが出来ないとまで言われています。
ですが全く見れないという訳ではありません。晴れた日にネオンや街灯などが無いなるべく暗い場所で、空全体が見渡せるような場所、例えば山みたいに標高の高い場所や海のようにネオンや街灯に邪魔されづらい場所に行けば天の川も確認しやすくなります。
また、月の明かりもなるべく無い方がいいので、満月時より新月に近い月の日の方が見やすくなります。
天の川が見える方角は?
天の川は「いて座」の周辺が比較的光が強く確認しやすくなっています。七夕の時期、いて座は南の空で確認する事ができますので、天の川を見たい場合は南の空をチェックするようにしましょう。
ただ、ここでも残念なのが例えば7月7日の夜9時くらいだとまだ彦星がだいぶ低い位置にいるんですね(T_T)これが8月になってくると、夜9時くらいでちょうど真上あたりに来て、彦星と織姫の間を通る天の川も北から南へ縦断する形に見えて非常に綺麗なんですが、この辺も今の7月7日は「天の川を見るのにそれ程適していない」と言われる所以かもしれません。。。(´;ω;`)
ただ七夕の日も南の空が見やすいのでこれは是非覚えておいて下さいね!
まとめ
残念ながら都会のど真ん中にいると天の川はなかなか見れないかもしれません。ただなるべく暗い山や海などに行けば見やすくなるのは確かです。
ちなみに私の実家は結構田舎で、太平洋に面していて夜は結構怖くなるくらい暗くなる場所なんですが、星が非常に綺麗に見えます。ちょっとキザな言い方になりますが、綺麗に見えるというよりもの凄く星が近くに見えるんですね。
それこそ「満天の星空」という言葉がピッタリだと思うのですが、あなたも満天の星空の中を流れる天の川を是非ご自身の目で確認してみて下さいね!
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