七夕で七夕飾りを作ったり、短冊にお願い事を書いたりしましたか?ただ、せっかく作った飾りも残念ながら七夕の日が終わった翌日には片付けるのが基本です。そこで、七夕で使った笹や短冊の処分はどうすればいいのでしょうか?
「川に流すって聞いた事あるけど・・・」
「燃やせばいいんじゃないの?」
と、思っている方もいるかもしれませんが、曖昧な考えで処分するのはいけませんのでここで紹介する処分方法を是非覚えておきましょう。
目次
七夕の笹や短冊の処分はどうする?
笹や短冊を自分で処分しようとすると、ちょっと寂しい話になってしまいますが、基本的には「ゴミ」として処分する事になります。短冊や七夕飾りは紙類なので可燃ゴミで問題ないと思いますが、もしそのまま捨てる事に抵抗がある場合は、短冊や七夕飾りを白い紙に包んで処分しましょう。
白い紙は神様を意味し、包む事によって「浄化させる」という意味合いもあります。
笹(竹)は自治体によって扱いが変わるかもしれませんので、お住まいの市役所などに確認される事をおすすめします。
ちなみに私の住んでる地域ですと、笹(竹)の大きさによって「可燃ゴミ」か「粗大ゴミ」に分別する必要があります。直径5cm、長さ50cm以内は可燃ごみ、50cm以上、180cm未満は粗大ゴミ。
それ以上のものは許可業者に依頼という形になります。
もしこのような場合ですとちょっと手間はかかりますが、大きな笹の場合出来るだけ笹を小さく切って可燃ごみとして処分した方がコストもかからないという事になります。
・・・なんだか七夕のロマンチックな感じから、急に現実に引き戻された気がしますね(^^;
笹や短冊を川に流すのはアリ?
本来は「七夕送り」と言って、けがれをはらう行事として七夕の翌日に海や川に流すのがならわしでした。現在も地域によっては「七夕流し」として七夕船というものを作り、笹竹を積んで流すところもあります。
ただ、こうした地域の行事として行う場合は別ですが、今は「ゴミ問題」の事もありますので個人として笹竹や短冊を川や海に流すのはやめましょう!
笹や短冊を燃やす場合は?
たまに屋外でゴミを燃やしている、いわゆる「野焼き」ですが、これは一般家庭では法律として原則禁止になっています。
これは野外焼却がダイオキシンの発生原因になったり、焼却時に発生する煙や臭気、また灰などで洗濯物などが汚れてしまい近隣の住民に迷惑をかける恐れがある為です。また火災の発生原因にもなりかねませんので、個人で笹や短冊を燃やす「野焼き」は絶対やめましょう!
ただ、この「野焼き」に関する法律ですが、例外的に許可される場合もあります。
そのひとつが神社などで行われる「お焚き上げ」です。
「お焚き上げ」とは想いがこもった物などを焼いて供養する行事です。
もしお住まいの近くの神社がお焚き上げを受け付けていればお願いしてみるのもいいかもしれません。「お焚き上げによって燃やされた笹や短冊は浄化され、その願いは煙となって天まで届くとも言われます。
ですので燃やして処分したい場合は一度お近くの神社に問い合わせてみましょう。
また郵送でお焚き上げを受け付けている神社もあり、福岡県の「媛社(ひめこそ)神社」は特に有名です。
まとめ
残念ながら、自分で笹や短冊を処分する場合はゴミとして処分するしかありません。ただ子どもたちがいる場合は、目の前でゴミとして捨てるのはあまりにも可哀想ですのでなるべくバレないようにした方がいいかもしれませんね(^^;
逆にお子さんと一緒の場合は「お焚き上げ」がいいかもしれません。「今、○○君や○○ちゃんのお願い事が神様のところまで届くようにしてるんだよ~」みたいな感じで言えますからね♪
いずれにせよ、個人で勝手に笹や短冊を燃やしたり、川に流したりする事はくれぐれもやめましょうね!