ここでは、子供向けプログラミング言語の「スクラッチ(3.0)」についてお話していきたいと思います。
2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される事もあり、子供でも視覚的にプログラミングを楽しめるというスクラッチを実際に体験してみました。
目次
スクラッチでプログラミングをやってみました
まず、スクラッチで何が出来るのか?という事なんですが、自分でプログラムを組んでゲームなどを作る事が出来ます。
最初に細かく説明するよりまずは見てもらった方が早いと思うので、実際にどんな感じになるか、簡単なゲームを作ってみました。
最初はゲームという程ではありませんが、ロケットから弾が発射されるというものです。
画像では分かりづらいですが、実際は左右の矢印キーでロケットが左右に移動して、スペースキーを押すと弾が発射されます
そして肝心のプログラムなんですが、普通プログラミングというと、アルファベットの文字列が並んでるイメージがあると思いますが、スクラッチはここが少し違うんですね。
これはロケットと弾に対して、それぞれプログラムを作っています。
次は、割と定番ですが「ブロック崩し」を作ってみました。
マウスでバーを左右に移動させてボールをはね返らせ、ボールが画面の下に落ちてしまったら「ゲームオーバー」と表示されるものです。
昔遊んだ事のあるゲームを自分で作れるとちょっとテンションUPしますね(^^;
プログラムはこんな感じで、ボール、バー、ブロックに対して作っています。
ざっとどんな感じか見て頂きましたが、やっぱり特徴的なのはプログラムの部分ですよね。
スクラッチの場合、予めコードが作られていて、それを自分で組み合わせていくことでプログラムを組む事が出来ます。
その為、難しい言語とかを覚えなくてもゲームが作れる為、大人も子供も割と楽しく取り組めるんじゃないかなと思います。
スクラッチプログラミングの始め方は?
という訳で、今度はスクラッチを始める際の手順を説明していきたいと思います。
スクラッチはサイトに飛ぶだけで遊ぶ事ができ、他の人が作ったゲームなどもする事ができるのですが、無料で作れるアカウントを作成しておくと、作ったゲームをweb上に保存できたり他の人へ公開する事が出来るので、アカウントは作成しておいた方がより遊びやすいのかなと思います。
ここではそのアカウントを作成する手順を紹介していきます。
と、その前にスクラッチ3.0の動作推奨環境ですね(2019年5月時点)
スクラッチはパソコンとタブレットのブラウザ上で動作します(タブレットは一部メニューが使えないものがあります)
スマホはプログラムの閲覧のみが可能で、プログラムを組んだり編集したりする事は今のところ出来ません。
公式にサポートされているブラウザは以下のものになります。
・Chrome (バージョン63以上)
・Edge (バージョン15以上)
・Firefox (バージョン57以上)
・Safari (バージョン11以上)
Internet Explorerはサポートされていません。
タブレット
・Mobile Chrome (バージョン63以上)
・Mobile Safari (バージョン11以上)
それではアカウントを作成していきましょう。
まずはスクラッチのトップ画面右上にある【スクラッチに参加しよう】をクリックします。
ユーザー名とパスワードを設定します。
生まれた年と月、性別、国を設定します。
メールアドレスの設定をします。
設定したメールアドレス宛に自動メールが届きますので、メール内のURLをクリックすればアカウントの作成が終了です。
スクラッチトップ画面右上の【サインイン】をクリックしてプログラミングスタートです!
スクラッチプログラミングの基本操作は?
それではスクラッチの基本的な操作方法ですが、まずトップ画面上部の【作る】をクリックします。
そうするとプログラム作成画面に移ります。
プログラム作成画面は4つのエリアに分かれています。
ブロックパレットにあるコードをコードエリアに持ってきて色々繋げていくという感じです。
コードを戻したい場合は、わざわざ元の位置に戻さなくてもブロックパレット内であれば勝手に元の位置に戻ってくれます。
それでコードをよく見てもらうと分かると思うのですが、コードって色々な形をしてるんですね。
形が合ってないとコードを繋げる事が出来ません。
この辺がちょっとしたパズル的要素があって面白いところだと思いますし、逆に言うとハチャメチャなプログラムになる可能性が少ないって事ですね。
ステージというのは自分で組んだプログラムの動作を確認する所で、スプライトというのはステージで動くキャラクターの事ですね。
最初は猫のキャラクターになっていますが、スプライトリストから他のキャラクターを選択する事もできます。
スクラッチでプログラミングをやってみた 始め方や基本操作も簡単?のまとめ
いかがでしたか?
スクラッチはプログラミング初心者でも体感的に操作ができるかなと思いました。
ただ、操作方法が簡単でもやっぱりいきなりゲームとかを自分だけで作るのは難しいと思います。
そんな時は他の人が作ったゲームなどを見てみましょう。その中でどんなプログラムを組んでいるのかを見たりする事もできます。
最初は見よう見まねで良いと思います。
実際僕も今回作ったブロック崩しなどはこちらの本を参考にしました。
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スクラッチは割と簡単に「自分でゲームを作った」という達成感も味わう事ができますし、もし間違ったとしても簡単に修正する事が出来ます。
それを繰り返し体験できるというのはなかなか良いかもしれませんね。
僕ももう少し子供と一緒にこのスクラッチをいじってみようかと思います。