ここではScratchでプログラミングに触れながら、英語も学べるという一石二鳥の「英会話プログラム」の作り方を紹介していきたいと思います。
今回は「英会話」ということで、翻訳したい言葉や文章を入力すると、英文を画面に表示しながら実際に喋ってくれるゲームになります。
目次
まずはScratchに拡張機能を追加しよう!
Scratchはデフォルトの状態では「翻訳」という機能と「喋る」という機能は搭載されていません。
そこで、最初に拡張機能としてこれらの機能を追加してあげる必要があります。
と言っても、やり方は非常に簡単で、まずScratchの画面の左下のマークをクリックします。
マークをクリックするとScratchに標準搭載されている拡張機能の一覧が表示されますので、そこで「音声合成」と「翻訳」をそれぞれクリックします。
無事に拡張機能が追加されると、Scratchの画面の左下に「音声合成」と「翻訳」が表示され、それぞれのブロックも追加されます。
これが確認できればここでの拡張機能の追加は終了になります。
ゲームに登場するスプライトを追加しよう!
今回は英会話ということで、2人の登場キャラが会話をしている感じにしたいと思います。
スプライトには予め「Cat」が用意されていると思いますが、ここにもうひとつ新規でスプライトを追加します。
追加方法はScratch画面の右下にある猫(?)のマークから「スプライトを選ぶ」を選択し、スプライトの一覧から好きなものを選択してください。
スプライトのところに選んだものが追加されていれば完了です。
ここでは「Duck」を選択してみました。
ただ、初期の状態ですと、2つのスプライトが同じ方向を向いてしまっている為、会話している感じにはなりません。
そこで、次にこの「Duck」のスプライトを反転させてみましょう。
やり方は、「Duck」のスプライトを選んだ状態で「コスチューム」をクリックします。
そうすると、スプライトをカスタマイズできる画面になりますので、「左右反転」のマークをクリックして下さい。
これで無事にスプライトが反転したかと思います。
「英会話プログラム」の作り方
それでは実際に英会話プログラムを組んでいきますが、プログラムは「Cat」のスプライト、「Duck」のスプライト、それぞれに組んでいく必要があります。
「Cat」のスプライトに組むプログラムは以下のようになります(画像をクリックすると拡大します)
緑の旗をクリックすると、「Cat」のスプライトが「英語ではなんて言うの?」と言いますので、画面下に現れる入力欄に翻訳させたい日本語の言葉や文を入力してみて下さい。
入力が終わると「Duck」が翻訳した言葉を喋りながら英文を画面に表示させます。
ちなみに今回は日本語を英語に翻訳するプログラムですが、プログラム内の「英語」の部分を他の言語にすると、他の国の言葉にも翻訳させることが可能です。
例えば「英語」の部分を全て「スペイン語」に変えてみましょう。
このように、スペイン語に翻訳されました(もちろんスペイン語で喋りますよ!)
他にもScratchは様々な言語に対応しているので、色々な国の言葉に変えて楽しんでみて下さい。
scratchで英語を学ぼう!10分で組める英会話プログラムの作り方!のまとめ
いかがでしたか?
今回は日本語を英語に翻訳するプログラムを紹介しました。
もし、プログラムの仕組みなどが分かってきたら、今度は英語を日本語に翻訳するプログラムを作ってみても面白いかもしれませんね。