10月の31日はハロウィンです。
一昔前まではそうでも無かったのですが、ここ最近は秋のイベントのひとつとしてすっかり定着してきたイメージがありますね。
そしてハロウィンと言えば、仮装やコスプレを連想する方も多いと思います。
仮装に興味ある方ない方いると思いますが、ここでは「自分もちょっと挑戦してみようかな・・・」という方に向けてハロウィンの仮装についてのお話をしていきたいと思います。
目次
ハロウィンの仮装は何する?
ハロウィンの時期になると、仮装をした方などが良くテレビに映っていたりしますが、一体どういった種類の仮装があるのでしょうか?
まあ、これという決まりがある訳ではありませんが、まずは定番の仮装から紹介していきたいと思います。
魔女
女性の定番の仮装ですね。
ちなみに簡単に説明しますと魔女とは妖術を使う人間の事で、男の場合、魔法使いと呼ばれる事が多いです。
とんがり帽子にドレスやフリル、ワンピースなど、初めての方でも選びやすい仮装だと思います。
また、小物アイテムとしてホウキや黒ネコ、コウモリをお供にしてもいいですね。
魔女になってみたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒「魔女の仮装をする時の衣装は?メイクや小物も合わせてご提案!」
猫
黒猫に代表されるこちらも定番の仮装ですね。
黒猫は魔女が連れている動物として有名です。
アイテムも猫耳や首輪をイメージさせる蝶ネクタイ、しっぽや肉球マークのついた指ぬき手袋など豊富にありますので、それらを選ぶ楽しみもありそうですね。
猫になってみたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒「ハロウィンで役立つ猫メイクのやり方!可愛いのやリアルなのをご紹介」
吸血鬼
ドラキュラに代表される吸血鬼です。
メイクでキバを描いたりマントをまとえばそれっぽくなるので、割とお手軽にチャレンジできる仮装かもしれません。
その気になればドレスや羽を付けたり、メイクもホラーっぽくして本格的にするなど、なかなか奥が深い仮装です。
吸血鬼になってみたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒「ドラキュラメイクのやり方【女性編】簡単な牙の作り方も紹介!」
かぼちゃ
ハロウィンと言えばやっぱりかぼちゃですね!
衣装も豊富で、かわいい系の衣装やかぶりもの、マントなどからタイツといったちょっとオモシロ系?まで色々あります。
また、かぼちゃに猫耳を付けてみる等、他の仮装との組み合わせも抜群ですね。
ゾンビ系
ゲームや映画などでよく目にする機会があるゾンビですが、こちらも良く見る仮装です。
なんでもゾンビとは「死体のまま蘇った人間」の事らしく・・・で、結局死んでるの?生きてるの?って感じなんですが(^^;
どちらかと言うとゾンビ系はリアルを追求している方が多い気がします。
メイクやシールなどで傷を生々しく見せたり、顔もいかにホラーっぽく見せるかって事に重点を置いていたりと、ちょっと難しいかもしれませんが、その分個性が出しやすいのかなと思います。
と、細かく言えばまだありますが、このあたりが代表的な仮装になるかと思います。
ゾンビになってみたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒「ゾンビメイクのリアルなやり方!傷やあざの作り方もこれでバッチリ!」
しかし、最近は色々な仮装・・・というより、そのキャラになりきるようなコスプレをする方も多い為、自分の好きな格好をしている人が多い、というのが現状です。
・童話に出てくるヒロインやお姫様
・ゲームに登場するキャラクター
・アニメに登場するキャラクター
このようなハロウィンとは直接関係ないような格好をしている方も良く見かけますので、「ハロウィンだから」というのはあまり気にしなくてもいいのかもしれませんね。
ハロウィンの起源は?
ハロウィンの由来を知る事で、何の仮装をするのかやハロウィンをもっと楽しむ為の手助けになるかもしれません。
ハロウィンの起源は2000年以上昔のヨーロッパ、ケルト民族による宗教のひとつドゥルイド教の儀式が元になっていると言われています。
その儀式のひとつにサウィン祭というのがあり、このサウィン祭というのは秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うのが目的でした。
10月31日が古代ケルトでは「1年の終わり」とされていて、この日に先祖の霊が家族の元に戻ってくると言われていました。
日本のお盆でも宗派によっては同じような考え方をしますが、お盆と違うのは先祖の霊と一緒に魔女や悪霊なども降りてきてしまうと信じられていた点です。
この魔女や悪霊は子供をさらったり、作物に良くない影響を与えると言われていた為、この悪霊を追い払う為に、魔物の格好をしたり、魔除けとして火を焚いたりしたそうです。
やがてケルト人はカトリック民族に侵略されてしまいますが、この風習は残り、キリスト教と融合して今に伝わるというのがハロウィンの起源になっています。
ジャック・オー・ランタンって何?
ハロウィンと言うとかぼちゃの提灯が有名です。
ジャック・オー・ランタンとは「ランタン持ちの男」という意味ですが、これはアイルランドやスコットランドに伝わる伝説からきています。
昔、「ジャック」という悪賢い男がいました。
あるとき、悪魔がジャックの魂を抜き取りにきましたが、ジャックはこの悪魔を騙し自分が死んでも地獄には行かないという契約を悪魔と結びました。
やがてこのジャックも死んでしまいますが、生前の行いが悪かった為、天国へは行けません。しかし、悪魔との契約がある為、地獄へも行くことができずこの世を彷徨い続ける事になります。
その際、悪魔からもらった石炭を火種にして、カブの中身を切り抜いた中へ入れランタンにし、それを片手に彷徨っている姿だとされています。
このように、元々はかぼちゃではなくカブのランタンでした。
しかしこの話がアメリカに伝わった際、アメリカではかぼちゃの方が生産量が多かったので、今ではかぼちゃになったと言われています(スコットランドなどの地域では今でもカブが使われているそうです)
この伝説が融合して今のハロウィンの形になったんですね。
ハロウィンで仮装をする意味は?
元々は、魔物の格好をして、この世に降りてきた悪霊を驚かせ追い払ったり、逆に仲間だと思わせる事によって自分たちに災いが起こる事を防ぐのが目的でした。
その為、仮装は魔物を寄せ付けない為の手段=「魔除け」という意味合いを持つという事ですね。
なので本当はあまり可愛い格好をしていると逆に悪霊に好かれてしまうかもしれませんね^^
・・・ま、それは冗談ですが、その仮装という部分が今でも色濃く受け継がれているんでしょうね。
まとめ
本来ハロウィンは宗教的な意味合いを持つものでしたが、最近、特に日本ではそういったものは薄れてきているように思います。
今では誰でもが楽しめるイベントのひとつになっていますが、「これから仮装にチャレンジしてみたい」という方も、ハロウィンの起源や意味を知る事で「何の仮装にチャレンジするか?」が見つけやすくなるかもしれませんね。