一般的に柚子湯に入ると「風邪をひかない」なんて言い、何となく体に良いイメージがありますが、実は柚子湯が体に合わないという人もいるのはご存知ですか?
それは一体どんな人でしょうか?
もし痛くなるという人はここでお話する内容に当てはまっている人かもしれません。
という訳で、今回はどういう人が柚子湯に入ると体が痛くなるのかとその対処法などをお話していきたいと思いますので良かったら参考にしていってください。
目次
柚子湯に入ると痛いのは何で?
柚子湯に入ると、皮膚がピリピリと痛くなったり、体が痒くなるという人は実は結構いて、それ程おかしい話ではありません。
その原因は柚子に含まれている成分による可能性があります。
柚子には「リモネン」という成分が含まれていて、香りの元になったり血行促進を促してくれる効果があると言われているのですが、その反面、皮脂を落としすぎてしまう事もあるのです。
この、油を落とす効果を活用してリモネンは洗剤に使われたりもします。
食器の油汚れの場合、落としすぎても困るという事はないのですが、人間の体の場合、皮膚から油分がなくなり過ぎるのはちょっと問題です。
皮脂がなくなり過ぎてしまうと肌が敏感になります。さらにリモネンは酸性で刺激性もありますので、敏感になった肌に刺激を与えると肌が痛くなるなどの症状がでることがあります。
その為、元々敏感肌の人や、まだ肌の薄い子供などが柚子湯に入ると肌がピリピリ痛くなったり(擦り傷などがあると当然しみます;;)乾燥して痒くなったりするするんですね。
柚子湯に入って痛い時の対処は?
もし柚子湯に入っていて体が痛くなってきてしまった場合、大人だったらそんなに慌てる事はないかもしれませんが、もしそれが子供だった場合は結構焦っちゃいますよね。
もしそうなってしまった場合、まずは速やかに湯船から出て体に付いた柚子の成分をシャワーでよく洗い流しましょう。
リモネンなどの成分が落ちれば徐々に痛みもひいてくると思いますが、先程も書いたように必要以上に皮脂が落ちてしまっている可能性もありますので、シャワー後は保湿クリームなどを塗ってあげると尚良いかと思います。
それでも痛みがひかない場合や蕁麻疹など他の症状が現れた場合はアレルギーの可能性もありますので、もしそうなった場合そのままにはせずに皮膚科などの専門医に受診するようにしましょう。
ゆず湯の作り方で痛くならない方法は?
ゆず湯というと冬至の日に入る人が多いと思いますが、年に1度くらいはゆず湯でゆっくり温まりたいですよね?
ゆず湯で体が痛くなってしまうという人は、なるべく刺激の少ないゆず湯を作ってみてはいかがでしょうか?
次に紹介する方法は100%とは言い切れませんが、もしかしたら痛くならないかもしれませんので、良かったら試してみて下さい。
・ゆずを丸ごと入れる
もしゆずを半分に切ったり輪切りにしている場合は、リモネンなども成分が多く出てしまうのでゆずを切らずにそのまま入れてみましょう。その際はゆずを洗っておくと良いです。
・ゆずの数を減らす
ゆずを切らずに入れている場合は、数を減らしてみましょう。家の浴槽くらいなら1個でも効果は期待できますし、1個くらいならピリピリしないという方も多いです。
・ゆずを揉まない
ゆずを丸ごと入れたとしても、そのゆずを揉んだりするのは止めましょう。揉んだりすることによってリモネンなどの成分が多く出てきてしまいます。
・ゆずを熱湯につける
ゆずを輪切りにして使いたい場合は、輪切りにしたゆずを一度熱湯に入れて再沸騰させてからガーゼなどに包んで使ってみてください。香りなどは多少落ちますが、これで解消される方もいるようです。
ガーゼの他にもキッチンで使う目の細かいゴミネットとかもおすすめです。
・ゆずの代わりに入浴剤を使う
ゆずが使えないなら代わりに入浴剤で楽しむという方法もあります。ゆず湯の作り方という点からは逸れてしまいますが、中には赤ちゃんと一緒に入っても大丈夫と謳っているものもあります。
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柚子湯に入ると痛い!?痛くなった時の対処と痛くならない作り方とはのまとめ
いかがでしたか?
もし柚子湯に入った時だけ肌に痛みや痒みがあるようでしたら、ここで書いたような事を疑ってみて下さい。
柚子が肌に合わないという人は結構いますので、まずは落ち着いて対処しましょう。
その上でやっぱり柚子湯に入りたいという事であれば、痛くならない方法を試してみて下さいね!