最近は高速道路のSA(サービスエリア)もだいぶ充実してきました。
元々は休憩所の意味合いが強かったSAですが、今ではSAに行くためにドライブする方も増えましたよね。
しかも、高速道路は環状になっている所もありますので、そうすると高速道路に乗りっぱなしでドライブが楽しめることになります。
ただ、そうなると疑問に思うのが、高速道路の入口と出口がもし同じインターになった場合どうなるの?って事です。
そこで今回は高速道路を周回走行した時の料金などについてお話していきたいと思います。
目次
高速道路を周回走行する事は可能?
まず、周回走行とは何ぞや?ということですが、周回走行は他にもループ走行なんて呼ばれたりもします。
冒頭でもお話したように、最近の高速道路は環状になっている所もあります。
そうすると、一度もインターを降りずにグルっと一周、二周、その気になればず~っとグルグル周れるんですね。
この、どこにも降りずに高速道路をグルッと一周して走ることを「周回走行」と言います。
そして、交通ルールを守って走っている分には周回走行は不正でもなければ違反にもなりません。
ただ、料金については少し特殊になりますので、注意が必要です。
高速道路を周回走行して入口と同じICで降りたらどうなる?
例えば、「A」というインターチェンジから高速道路に進入したとして、B→C→D→E→Aというように高速道路をグルッと一周して戻ってきたとします。
要は出発のインターと到着のインターが一緒という状況ですね。
この場合、周回走行になる訳ですが、料金所を通過する時には注意が必要です。
ETCを使っている場合、最近では料金が表示される電光掲示板に「周回走行」と表示されて、普通にバーが開く所もありますが、周回走行をした場合、バーが開かない料金所もあります。
その場合、料金所のスタッフの人に、どこを経由して回って来たかを説明する必要があります。
そして走行距離に応じた料金を支払うことになります。
ちなみにこの時、嘘をついてもバレますからね(^^;
高速道路ではセキュリティ上、どこで車を監視しているのかは一般の人には分からないようになっていますが、フリーフローアンテナなどでしっかりと周回走行のチェックはされていますので、嘘を付いても後々バレます。
そして、嘘が発覚した場合、通常の3倍の料金を請求されるので注意しましょう。
という事で、周回走行をして入口と同じインターで降りる場合、不安だったらETCレーンは使わず、一般レーンで料金所スタッフの人に申告するようにしましょう。
高速道路を周回走行して入口の隣のICで降りたらどうなる?
次は周回走行をして、入口の隣のインターで降りた場合はどうなるか?ですが
先程の例で言うと、A→B→C→D→E→A→「B」という感じで降りた場合ですね・・・何だか説明がごちゃっとしてきたぞ(^^;
この場合も周回走行になる訳ですが、この場合、うまくいけば「A→B」だけの料金でいけないかな?って思いますよね?
これなんですが、「最短距離の2倍の走行距離」をした場合は、走行距離に応じた料金を支払うことになります。
例えば「A」というインターチェンジから「B」というインターチェンジを最短距離で走ったら50kmとします。
ですから極端な話、A→B→C→D→E→A→「B」と周回してきても、走行距離が100km以下だったら、「A→B」だけの料金で済むんですね。
まあ、このようなケースは殆どないと思いますが、
入口IC~出口ICの最短距離の2倍を走行した場合⇒走行距離に応じた料金
入口IC~出口ICの最短距離の2倍以下の走行距離の場合⇒「A→B」だけの料金
という感じになります。
この場合も、ETCバーが開かない事もある為、不安であれば一般レーンで料金所スタッフの方に申告することをおすすめします。
※ちなみにですが、一部の高速道路、例えば首都高なんかは何周しても一律の料金になります。
交通ルールをしっかり守って走っていれば、警察に捕まったりする事もありません。
高速道路を周回走行して同じICか隣のICで降りたら料金はどうなる?のまとめ
いかがでしたか?
高速道路を周回走行して、同じインターで乗り降りした場合、原則的には走行距離に応じた料金を支払うことになります。
また、ETCレーンが周回走行に対応していない料金所もまだまだ多い為、出来れば一般レーンで走行経路を申告した方が安心かもしれません。
※高速道路で、出口を間違えたしまった時の対処法ってご存知ですか?
⇒「高速道路で分岐を間違えた!出口を通り過ぎた時の救済措置「特別転回」とは?」