「シャボン玉とんだ~屋根までとんだ~♪」
これ、童謡の「シャボン玉」の歌詞ですね。
この続きは「屋根までとんで壊れて消えた」となりますが、これがもし屋根まで飛ばずに車に当たって消えた場合どうなるのでしょうか?
今回はシャボン玉が車に与える影響についてお話していきたいと思います。
目次
シャボン玉が車につくとどうなる?
最近、「シャボン玉を飛ばすのは近所迷惑か?」ということが話題になってますが、これについては賛否両論ありますね。
「こどもが遊んでいる事だから」と何も気にしない方もいれば「いくらこどもの遊びでも迷惑な事は辞めてほしい」という方もいます。
なかには「車につくから嫌」という方もいますが、何も気にならないという方にとっては「シャボン玉が車についたくらいでどうにかなる訳じゃないだろ~」っていう感じだと思います。
ただ、これなんですが、シャボン玉が車に悪影響を与える可能性っていうのは実際にあるんですね(どんな影響かは後述します)
このことが原因で実際にトラブルになったケースもあります。
これは個人的な感想になるんですが、特に車が好きな人って結構細かい所まで気にする方多いです。
僕も職業柄、車を触ることが多いのですが、うるさい方ってほんとうるさいですよ(^^;
まあそれだけ車が好きって事かもしれませんが、中には本当に些細な事でクレームをつけてくる方とかもいますので、余計なトラブルを避ける為にもシャボン玉を飛ばす時には車が無い所で飛ばすのが良いかもしれませんね。
シャボン玉液の成分は?
シャボン玉液の成分は、自分で作った場合は別ですが、市販されているものは3%以下の界面活性剤と微量の増粘剤(粘度を高めるためのもの)、その他約97%は水によって出来ています。
界面活性剤の濃度が3%以下というのは安全基準によって定められているので、市販されている全てのシャボン玉液に当てはまります。
で、車に悪影響を与える可能性があるのがこの界面活性剤です。
水でだいぶ薄められてはいるんですが、界面活性剤は食器用洗剤などでも使われるように油分の汚れを落とすものです。
食器用洗剤には中性のものや弱アルカリ性のものがありますが、シャボン玉液はアルカリ性になります。
液性に関しては洗車用洗剤にも中性のものやアルカリ性のものがありますが、これはあくまで車専用の洗剤ですし、すぐに水で洗い流すのが大前提になっています。
なぜここでいきなり液性に関する話をしたかというと、シャボン玉液のアルカリ性という性質が車に影響を与える恐れがあるからなんですね。
それを次章でもう少し説明していきたいと思います。
シャボン玉が車の塗装に与える影響は?
アルカリ性の洗剤は油汚れに対して効果を発揮するというのは先程お話しましたが、これが車の塗装に影響を与えるというよりは塗装面に施されたコーティングやワックスに負担を与える事になります。
普段、車にアルカリ性の洗剤を使う時は、なるべくボディと洗剤が接触している時間を短くする事が大切なのですが、シャボン玉液がついた部分をそのままにしておくとコーティングやワックスが落ちてしまう可能性があります。
そうすると、光の加減によってはムラが出来たように見えてしまうんですね。車の色によっても見え方は変わってくると思いますが、色の濃い車は分かりやすいかもしれません。
特に夏場や日差しの強い日などは、シャボン玉液がついてもすぐに乾いてしまうので、そうするとちょっと厄介です。
他にもバンパーなどに使われる事のある樹脂の部分ですね。
ここにシャボン玉液がついたままになっていると、白く変色してくる可能性もあります。
樹脂の部分に関しては、本当は洗剤用の洗剤を使っていてもだんだん白くなってきてしまうものですし、樹脂コートなどを使えば復活もするのですが、中には「シャボン玉がついたせいで白くなった」と思う方もいるかもしれないので、注意が必要ですね。
あとは塗装面に関してですが、塗装した部分はアルカリ性より酸性の方がダメージを与えると思いますし、シャボン玉がついたくらいですぐに変色したりする事はあまりないと思うのですが、実際に塗装面が変色したといってトラブルになったケースもあります。
これが本当にシャボン玉のせいかは分かりませんが、こういう事もあるんだなという事は頭に入れておいても良いかもしれませんね。
シャボン玉が車につくとどうなる?シャボン玉液が塗装に与える影響は?のまとめ
いかがでしたか?
シャボン玉が車に影響を与える可能性はゼロではありません。
そうである以上、なかには気にする方もいると思いますので、シャボン玉を飛ばす場所には一定の配慮も必要かもしれませんね。
せっかくシャボン玉で遊ぶなら、心置きなく飛ばせる場所で飛ばしましょう!