ラグビー選手が試合前に掛け声をかけながら踊りのようなものを踊っているシーンって見たことありませんか?
あの踊り格好いいですよね。
そしてこの踊り、一見ただのパフォーマンスのようにも見えますが、実はちゃんとした意味があるようです。
もちろん見ているだけでも楽しめるかもしれませんが、意味が分かれば違った楽しみ方も出来るかもしれませんね。
そこで、今回はラグビー選手が踊っている踊りについてお話してみたいと思います。
目次
ラグビー選手が試合前に行っている踊りって一体何?
ラグビー選手が試合前に行っている踊りですが、これはウォークライと呼ばれるものになります。
「闘いの雄叫び」という意味ですね。
ウォークライで有名なのはラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」の「ハカ(Haka)」という踊りですが、これは本来ニュージーランドの先住民であるマカオ族の民族舞踊になります。
元々は自らを鼓舞し、相手を威嚇するための舞踊でしたが、その他にも相手に敬意を表す時にも披露される事があります。
その為、ニュージーランドではラグビーの試合以外にも、海外から国賓を迎える際、結婚式や卒業式などでも披露される事があるようです。
ハカは足踏みなどを行うので、室内で大勢でやるとかなり賑やかな感じになりそうですね(^^;
ちなみにハカを披露する時に先頭(リード)に立っている選手は、基本的にマオリ族の血を引いている選手になりますが、特例としてマオリ族の血筋ではない選手がリードを行っていた時期があるようです。
また、ちょっと前まではハカを練習しない選手がいたり(中学生かっ!)、もしくは動きにキレがない選手もいたみたいですが、現在のハカはみんなビシッと決まっていて、見ていて楽しいですし興奮しますよね。
2005年にオールブラックスが「カパ・オ・パンゴ」というハカを初披露したシーンは、今では「伝説のハカ」なんて言われています。
最近ではハカを見て白熱している女の子の姿も話題になりましたね。
ラグビー選手の踊り(ウォークライ)はやる国とやらない国がある!?
ラクビー選手が披露するウォークライですが、各国それぞれに違ったウォークライがあったら楽しそうですよね。
ただ、残念ながらウォークライは披露する国としない国があります。
というより、披露する国の方が少ないです。
有名なのは上述したようにニュージーランド代表のハカですが、この他にもトンガ代表、サモア代表、フィジー代表の3カ国、合わせて4カ国の代表がウォークライを披露します。
たったこれだけ?って感じですがたったこれだけです(^^;
主に南半球の国が行うんですね。
また、国によって民族舞踊が違っていて、
ニュージーランド代表:「ハカ」(カマテ、カパ・オ・パンゴの2種類があります)
トンガ代表 :「シピタウ」
サモア代表 :「シヴァタウ」
フィジー代表 :「シビ」
というようになっています。
その為、これらの国が試合を行う時はハカバトルとなり、試合前からかなり白熱した空気になりますね。
これを見ていると、運動会の応援合戦を思い出すのは僕だけでしょうか(^^;
ラグビー選手の踊り(ウォークライ) 日本の場合は?
ハカのような民族舞踊は南半球の4チームしか行わないので、当然日本は披露しません。
というより、近年、日本でもラグビーが注目され始めて、初めてハカなどを知った人も多いと思います。
ただ、今までの日本でハカが全くクローズアップされなかった訳じゃありません。
度々ハカを踊っているCMが放送されていましたね。
中でもニュージーランドのハカである「カマテ」、こちらの歌詞に「カマテ、カマテ~」とあるんですが、これを文字って「頑張って、頑張って~」と歌っていた栄養ドリンクのCMは未だに覚えていますね。
今年は日本でワールドカップも行われている事だし、もしかしたらまたハカなどが踊られるCMとか出来るかもしれませんね。
※ワールドカップの日本代表ってやけに外国人選手多くない?と思った方はこちらの記事もどうぞ。
⇒「ラグビー日本代表に外国人が多いのはなぜ?逆に日本人の外国代表っている?」
ラグビー選手の試合前の踊りって何?国によって違うの?日本の場合は?のまとめ
いかがでしたか?
ちなみになんですが、ラグビー選手が試合前に行うウォークライですが、現在は「ハカ」と一括りに呼ぶ傾向もあるようです。
ですので、ニュージーランド代表だけではなくトンガ代表、サモア代表、フィジー代表のパフォーマンスも合わせて「ハカ」と呼ぶことが多いので、「ハカ=ラグビーの試合前のパフォーマンス」と覚えておいても大丈夫かと思います。