小学生の夏休みの工作などでダンボールを使うことも多々あると思います。
そこで小学生でも簡単にかつ、あまりコストもかからないものでおすすめなのがダンボールで作れるプロジェクターなのですが、ここではそのダンボールとスマホを使ったスマホプロジェクターの作り方についてお話していきます。
構造自体も非常にシンプルですし、小学生でも自作できるものなので是非参考にしていって下さい!
目次
ダンボールプロジェクターの作り方
まず初めに準備するものは以下のものです。
・ダンボール(奥行が60センチくらいあるのが望ましいです)
・虫眼鏡(今回使用したものはレンズの直径が約90ミリです)
・カッター(ダンボールカッター)
・ガムテープ
・鏡(今回使用したものは12,5×15センチです)
・ボールペン
・スマホ
以上の7点になりますが、ほとんどが家にあるものか100均で揃えられると思いますので、コストもあまりかかりませんね。
では早速作り方を紹介していきましょう。
まずは簡単バージョンの作り方を説明します。
まずダンボールの側面(面積の狭い方)に虫眼鏡をあてがい、ボールペンでレンズの枠を型どります(写真をクリックすると拡大します)
枠を型どったら、カッターで切り抜きます。ここに虫眼鏡をはめる感じになりますね。
切り抜いたところにガムテープで虫眼鏡をはめるのですが、その際なるべく光が漏れないよう隙間があかないようにしましょう。
コツとしてはガムテープをなるべく小さくちぎって貼っていくとやりやすいと思います。
次にスマホのスタンドを作ります。
ダンボールを三角形にしたものにガムテープで(または両面テープ)でスマホを固定してあげれば完成です。
ダンボールを三角形にする場合はカッターで軽く切れ目を入れておいてあげると作りやすいですね。
レンズにスマホを近づけてみたり離してみたりしてピントが合うところを探してみましょう。
ダンボールの奥行があまりないとここでピントが合わせられなくなってしまうので、あまりに小さいダンボールはやめた方がいいです。
それとスマホの画面は明るさをMAXにしておいて下さいね!
最後にダンボールを閉じてあげれば完成です。
ダンボールに絵や文字を書いてもいいかもしれませんね!!
ダンボールに絵や色を塗りたい場合は→「ダンボール工作で小学生が色塗りしたい場合や使えるカッターは?」
・・・ただ残念ながらこの方法だと上下左右が反転して映ってしまうんですね。
上下を直すには設定でスマホの画面を回転しないように固定して逆さまに置いてあげればいいのですが、左右の反転は直りません。
ですのでこの場合はなるべく字幕などがない動画を選んだ方がいいかもしれませんね(^^;
画面が反転してしまうのを直すには?
画面の左右の反転を直したい場合はちょっと一手間必要になります。
こんな感じでダンボールを加工して45°の屋根のような形を作ります。
そしてこのようにスマホを設置します。
虫眼鏡のレンズに鏡に映った画面が映るようにして下さい。
あとは簡単バージョンと同じでレンズに近づけてみたり離してみたりしてピントを調整してみましょう。
・・・こんな面倒な事したくないという方は、実は最終手段があります。
スマホの画面を簡単に左右反転できるアプリがあるので、作るのが面倒という方はこちらを試してみて下さい。
ただ、こういったものを自分で作るのも工作の醍醐味のひとつだと思うので、まあ奥の手という事で・・・(^^;
ちなみにダンボールプロジェクターを使うときは部屋を真っ暗にして下さいね!
スクリーンの代わりになるものは?
プロジェクターを見るのにはスクリーンが必要ですが、なかなか持っている方も少ないと思いますし、ちゃんとしたのを買うとなればそれなりの額になってしまいます。
そこでスクリーンの代わりになるものを紹介します。
「白い壁」
室内に白い壁があれば充分スクリーンの代わりになります。コストもかかりませんし、広い壁なら大きさも問題なしで一番いいかもしれませんね!
「模造紙や障子紙」
白い紙や障子紙を壁に貼り付ける方法です。画鋲で取り付けてもいいですが、壁に穴が開いてしまいますし、とりあえずという事でしたらそれこそガムテープなどで貼り付けてもいいと思います。
上記の2つが簡単でコストもあまりかからないのでおすすめですが、もう少し凝ったのにしたい場合は白いベッドシーツやニトリなどで売っているロールスクリーンが綺麗に映ります。
壁に吊るすのに少し手間がかかりますし、コストも数千円程かかってしまいますが興味のある方は挑戦してみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
このダンボールプロジェクターはスマホを使っているので、どうしても光が弱く、映った画像も少し暗くなってしまったり、見えづらくなってしまう部分もあるのですが、それでも工作としては非常に面白く本当に簡単に作れるものなので、是非夏休みの宿題などで作ってみて下さい!
小学生でも作れる工作に関してはこちらの記事でも紹介しています。