どんなにギターが上手くなろうが、ギターについての知識が増えようが、また、事前にどれだけ対策を練ってようが、必ずぶつかってしまう壁といいますか、避けては通れないであろう道があります。
それがライブ中のギター、または機材のトラブルです。
ここでは私が実際に経験したトラブルからよく耳にするトラブル、そしてなるべくトラブルに遭遇しない為の対策やもし遭遇してしまった時の対処法を説明していきたいと思います。
目次
演奏中に弦が切れる
このトラブルに見舞われたギタリストはかなり多いんじゃないでしょうか!
かくいう私も経験があります。これはもうどうしようもないんですよね(^^;
もちろんライブ前に新しい弦に張り替えておく事が必須ですが、弦にも当たり外れがあったりライブ本番中にいつもより変に力が入ってしまったりで、切れる時はあっさり切れます。
大体切れる弦ってのは1~3弦のどれかだとは思うのですが、弦1本くらい無くなっても対応できる程のアドリブ力があれば問題ないです。
ただ、なかなかそこまでできない方が多いのも事実だと思います。でもそこで一番大切な事は演奏中に弦が切れてもとにかく演奏を止めない事です。バッキングだけになってもいいから曲を弾ききる事が大切ですね。
演奏が終わってから弦を交換するなり、予備のギターがあればそれと交換したり、最悪一緒に出演しているバンドさんに借りたりするしかないですね。
弦を交換するにしても大体ライブってのは自分のバンドの持ち時間が決まっているので、迅速に弦を交換できるようにしておきましょう!
演奏中にピックを落とす
ライブ中は照明などでステージの上が暑くなる事が多いので人によっては大量の汗をかくと思います。
そうすると汗で滑ってピックを落としてしまう可能性も出てきます。
対策としてすぐ拾うってのもあるのですが(笑)ライブ映像などで見たことある方もいると思いますが、マイクスタンドにピックを何枚か付けておくという方法もあります。マイクスタンドじゃなくても自分がすぐ取れる場所に置いておいてもいいかもしれませんね。
他にも私はピックに傷を付けて、汗でなるべく滑らないように対策をとっていました。ちなみに市販されているピックで、汗が抜けやすいように穴のあいたピックなどもあったりします。
演奏中にシールドが抜ける
演奏中、激しいアクションでシールドを踏んでしまったり、シールドの長さ以上アンプから離れてしまったりするとシールドが抜けてしまう可能性もあります。
シールドが抜けてしまうと、当然一発で音が飛んでしまうので注意しなければいけません。
対策としてはシールドをギターに接続する際に、一度ギターのストラップの後ろからシールドを前側にくぐらせてからギターに接続するとシールドが抜けずらくなります。
また、シールドに特にこだわりがない方はワイヤレスという無線機を使ってもいいとおもいます。ただワイヤレスは多少値が張ってしまいますが・・・
あと、もしシールドが抜けてしまった場合ですが、焦ってそのままシールドを繋ぎ直す事は絶対にやめましょう!
最悪の場合アンプが壊れてしまいますし、そうじゃなくてもライブハウスのPAさんにメチャメチャ怒られます。
ですので、必ずギター本体とアンプのボリュームやつまみ類をゼロにして電源を一度切ってから接続しなおすようにして下さい。
ギター本体やエフェクターの電池が切れる
もしギターがアクティブ回路で電池を使う場合や、コンパクトエフェクターで電池を使っている場合はライブ前に必ず新品の電池と交換しておきましょう。
エフェクターの電池が切れた場合はエフェクターを使わなければいいだけの話ですが、ギター本体の電池が切れた場合目も当てられません!
それはそれは惨めな音が響き渡る事になります。
個人的にはエフェクターを沢山使う場合はパワーサプライという電源供給安定器を使うのがいいと思います。
チューニングが狂う
これはトラブルという訳ではないかもしれませんが、ライブ中というのは前述した通り、熱気が凄いので自分でも気がつかない内にすぐチューニングが狂います。
ですので、一曲終わる度に必ずチューニングを確認する癖をつけましょう!
まとめ
ざっと思いつくところのトラブルや私の経験したトラブルを書いてみましたが、冒頭でも書いたとおり、どんなに事前に対策をとっていてもトラブルは起きてしまいます。
もちろんトラブルが起きないように事前の準備は大切ですが、もっと大切な事はトラブルが起きてしまった時にどう対処するか?です。
お客さんが多かろうが少なかろうがステージに立っているのですから、あたふたした姿を見せる事はやめましょう。
ちょっと矛盾した事を言ってしまいますが、トラブルに慣れる事も大事です。
ですので、普段からバンドのメンバーとトラブルが起きたらどうするかを話し合っておく事も忘れずにしておいて下さい!