初詣などに行くとおみくじを引く方も多いと思いますが、あなたはおみくじを引く時どうしてますか?
ただ何となく引いて、大吉が出れば嬉しいし、吉だとまあ無難な感じ、凶が出た日にはちょっとがっかり・・・そんな感じで終わっていませんか?
それだけで終わってしまってはせっかく引いたおみくじがちょっと勿体無いです。
せっかく引いたおみくじを意味のあるものにする為に、ここではおみくじを引く前に覚えておきたい事をお話していきたいと思いますので、良かったら参考にしていってください。
目次
おみくじを引く前に覚えるべきことは?
最近ではおみくじをひとつの運試し的なものとして捉えている方も多いですが、本来おみくじというのは神仏からの「お告げ」であり、メッセージです。
何も考えずにおみくじを引いたって神さま仏さまがメッセージをくれる訳ありませんよね(^^;
しっかりお告げをいただく為におみくじを引く前には必ず参拝をするようにしましょう。
何事もまずは挨拶からです!!
参拝した後におみくじを引くことになりますが、神社やお寺によってはおみくじを引く前に和歌や経文を唱えなければいけないところもあります。
そのような場合は神社やお寺のしきたりに従って、特に決まりがない場合は神さまに丁寧に心を込めて話しかけるようにします。
この時、質問する内容はできるだけ具体的な方がいいですね。
「私は幸せになれますか?」というような漠然とした質問よりも「今付き合っている人にプロポーズしてもいいですか?」とか「今転職しても大丈夫ですか?」「試験に合格する為にはどうしたらいいですか?」というように、自分の思いを明確にした方が神さまからのお告げをより深く読み取れるようになります。
特に質問が思い浮かばないようでしたら、「今の自分に必要なアドバイスをお願いします」という形でもいいですね。
あなたも質問される立場だったら、なるべく具体的に質問してもらった方が答えやすいですよね?そこは神さまも一緒だと思います(笑
神社の参拝の作法は?
おみくじを引く場所は神社やお寺がありますが、まずは神社での基本的な参拝の作法を覚えておきましょう。
神社では神さまをおまつりしていますので神さまへのご挨拶方法です。
○手水舎で心身を清めます○
①右手で柄杓を持って水を汲み、その水を左手にかけて洗う。
②柄杓を左手に持って、今度は右手を洗う。
③柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに少量の水を入れ、その水を口に含む。
④口に含んだ水を静かに出して、柄杓に残っている水で左手を洗う。
⑤柄杓を垂直に立て、全ての水を流す。この時、柄杓の柄を洗うようにする。
心身を清めたら次は拝殿にお賽銭を納め、鈴があれば鳴らします。
○二拝二拍手一拝○
①深くお辞儀をします。これを2回繰り返す(二拝)
②胸の高さで手を合わせ、2回打つ。打ち終わったら両手を合わせて祈ります(二拍手)
③最後にもう一度深いお辞儀をする(一拝)
二拝二拍手一拝は神社参拝の基本形ですが、島根の出雲大社や大分の宇佐神宮のように「二拝四拍手一拝」の作法をとるところもあり、分からない場合は拝殿の近くにある参拝作法の案内板を参考にするといいと思います。
お寺の参拝の作法は?
次はお寺での参拝の作法を覚えましょう。
お寺は仏さまをおまつりしているので、仏さまへのご挨拶の仕方ですね。
①手水舎があれば神社の作法と同じように手を洗い、口をすすぐ。
②本堂の前に香炉がある場合は線香とろうそくをあげる。
③賽銭箱の前で一礼。その後賽銭を納める。
④本尊に向かい合掌。
⑤合掌を終えたら再び一礼。
お寺での参拝で気をつけなければならないところは、神社のように拍手をしないことですね。
合掌というのは静かに手を合わせる事です。お寺によっては、合掌の際に経文を唱える作法があるところもあるので、その場合はお寺の指示に従いましょう。
おみくじを引く前に覚えておきたい神社とお寺の参拝の作法のまとめ
いかがでしたか?
おみくじを引く前は、まず神さま仏さまへのご挨拶。
そしておみくじを引くときにはなるべく具体的に質問するようにする。
そうやって引いたおみくじには、きっと何かしらのメッセージが隠されているハズですよ!
おみくじを引いたら凶が出てがっかり?そんなあなたはこちらの記事もご覧になってくださいね。
⇒「おみくじで凶を引くのは悪いこと?引いたらどうする?引き直しはあり?」