お正月に歳神様にお供えする鏡餅。
カビが発生してしまった等の理由でやむなく処分しなければいけない時もあるかと思います。
もし捨てなければならなくなった時はどうのようにすればいいのか?
同時に市販の鏡餅などに付いているプラスチック製の入れ物などはどう処分すればいいのか?
これらの事でお悩みの方は是非参考にしていってください。
目次
鏡餅にカビが生えた時の捨て方は?
鏡餅にカビが生えてしまった等の理由でやむを得ず捨てなければならなくなった時はどうすればいいでしょうか?
鏡餅の処分方法には大きく分けて2つの方法があります。
・左義長に持っていく
左義長とは1月14日の夜、もしくは15日の朝に行われる火祭りの行事です。
もし、近くでこのような行事を行っている場合はそこに持って行って一緒に焼いてもらいましょう。
ちなみにこの左義長ですが、地域によって名称が変わります。
とんど焼き、どんど焼き、どんどん焼き、さいと焼きなども同じ行事にあたりますが、こちらは歳神様を祭る風習のある地域でこう呼ばれるので、他のサイトではこちらの名称が使われている事も多いですね。
・自宅で処分する
近くで左義長などの行事が行われていない場合は自宅で処分する事になりますが、鏡餅をそのままゴミ箱に放り込むのはさすがに歳神様への冒涜になりますね。
もちろんゴミ箱に捨てる事にはなるのですが、その場合の方法を紹介します。
①白紙の上に鏡餅を乗せる。
②鏡餅に左→右→真ん中の順に塩を振り、白紙で包む。
③何も入っていないゴミ袋に入れ、もう一度鏡餅を包んでいる白紙に塩を振る。
この時に注意しなければならない事は、鏡餅を入れたゴミ袋には他のゴミは入れないようにします。
後は一般のゴミと同じように処分しましょう。
鏡餅のプラスチックの部分の捨て方は?
市販されている鏡餅はプラスチック製の容器に入っている事が多いですが、このプラスチックの処分はどうすればいいのでしょうか?
鏡餅と同じように左義長などに持って行きたいところですが、最近は環境問題などの観点から燃やせるもの以外は持ち込み不可になっている事が多いです。
ですので自分で処分する事になりますが、基本的にはそのまま一般ゴミと同じように捨ててしまって問題ありません。
どうも気がひけるというようであれば、鏡餅と同じように塩で清めてから捨ててみてはいかがでしょうか。
正月飾りは使い回してもいい?
市販されている鏡餅には、鏡餅を乗せる台や橙が付いている事がありますが、この正月飾り、どうも来年も使えそうだと思っちゃいますよね?
※橙って何?って思った方はこちらの記事をどうぞ。
⇒「鏡餅の上に乗ってる果物って何?みかんと橙の違いや乗せる意味は?」
しかしこのような縁起物は(仮に偽物だとしても)基本的に使い回しはしません。
毎年新しいものを用意してお正月を迎えるようにしましょう。
ちなみに処分方法は上述したプラスチックの容器などと同じになります。
鏡餅にカビが生えた時やプラスチックの捨て方 正月飾りの使い回しはあり?のまとめ
いかがでしたか?
今回は鏡餅などの正月飾りの処分方法についてお話しました。
できるだけ鏡餅は鏡開きで食べるのが好ましいですが、どうしても無理な場合はここで紹介した方法で処分してくださいね。