一昔前までは、ホワイトデーにマシュマロを贈るのはひとつの定番でしたが、最近ではマシュマロを返すというのはあまり良い意味では捉えられない事もあるようです。
ただ、元々は現在とは違う意味合いも持っているものでした。
そんなちょっと可哀想(?)なマシュマロの本当の意味を、ホワイトデーの発祥や由来などから紐解いていきたいと思いますので、良かったら覗いていってみてください。
目次
ホワイトデーでマシュマロを贈る本当の意味は?
ホワイトデーのお返しの品には「意味がある」。
この言葉、気にしない人は全く気にしないけど、気になる人は気になりますよね。
いや、気にしないと言っておきながらも、意味を知ったらそれはそれで何となく気になる・・・という人もいるかもしれませんね。
ちょっと前まではホワイトデーのお返しの定番だった「マシュマロ」ですが、冒頭でも書いた通り、最近では悪い意味に捉えられているのだとか。
というのも、「マシュマロを贈る=あなたの事が嫌いです」という意味を持っているそうですね。
何でも「口の中ですぐ溶ける=薄い関係」という若干強引なこじつけと思われる事が理由のようです(^^;
贈った方はそんな意味を知らないで贈っているのに、貰った方はマシュマロを貰って不安になるというのも何だか可哀想な話ですよね。
そもそも嫌いな人にわざわざお返しなんてするかな?と、疑問に思ったりもするのですが・・・
ただ、男性側がマシュマロの意味を知っているか知らないかは別として、元々はマシュマロを贈る意味は「嫌い」ではなく、その逆、むしろ好意的な意味として贈られていたものなんですね。
現在はなぜ、嫌いなんて意味になってしまったのかは定かではありませんが、もしかしたらマシュマロ業界に対する嫌がらせ?的なものが発端なのかもしれませんね。
ホワイトデーの発祥ってどこ?
マシュマロは本来、好意的な意味を持つお返しだったというのを説明する前に、まずはホワイトデーの発祥、起源を見ていきましょう。
ホワイトデーの起源は、福岡県にある「石村萬盛堂」さんという製菓業者が昭和52年に発案したものです。
「女性はバレンタインデーにチョコをあげるのに、男性からは何も貰えないのは不公平じゃね?キャンディでもマシュマロでもいいから何かちょ~だい!」
という意見の元、石村萬盛堂さんが「バレンタインデーのお返しをする日」を作ったのがホワイトデーの始まりです。
名前も最初はホワイトデーではなく「マシュマロデー」という名前だったそうですね。
このバレンタインデーのお返しをする日という文化をもっと幅広く定着させる為に、「マシュマロ=白」という事で、後に「ホワイトデー」という名称になりました。
なぜ3月14日なの?
最初ホワイトデーの日は3つの候補があったそうです。
①4月12日(2月14日を逆さにした日)
②2月21日(2月14日の1週間後)
③3月14日(2月14日の1ヶ月後)
この内、①はバレンタインから約2ヶ月も経ってしまっているので何だか間延びをしてしまう、②はバレンタインとほとんど被っているので製菓業者としては忙しすぎる・・・
という訳で、お店としても一番暇な時期という事で③に決定したみたいですね(笑
ホワイトデーでマシュマロを贈る由来は?
元々、石村萬盛堂さんでは「鶴乃子(つるのこ)」というマシュマロの生地を使った和菓子を生産していて、この鶴乃子をきっかけにマシュマロデーという文化を作ったそうです。
当時のコンセプトも「あなたから貰ったチョコレートを、僕の優しさで包み込んでお返しするよ」というなんとも男前なものでした。
男性の包容力を表現しているような、とても良いコンセプトですよね。
ところでこれ・・・誰がどう見ても良い意味ですよね?
何なら「僕もあなたの事が好きです」くらいの意味があっても良さそうなもんです(^^;
「薄っぺらい関係?いやいや!分厚い分厚い(笑」
という訳で、ホワイトデーのマシュマロというのは本来男性の優しさを表現する為のものだったんですね。
ホワイトデーでマシュマロの本当の意味は?発祥や由来が関係している?のまとめ
いかがでしたか?
マシュマロは元々は好意的な意味を持つものでしたね。
ホワイトデーにマシュマロを贈るか贈らないかはあなた次第ですが、本来の意味を説明した上で贈るのなら、それもアリかもしれませんね!