引越しをして自分の住所が変わった時、バイクを所持している方はバイクの住所変更も行う必要があります。
もう少し正確に言うと、「排気量や引っ越す地域によって手続きが必要になる場合もある」という事になるのですが、あなたのバイクはどちらになるのか?もし手続きが必要ならどうすればいいのか?ここでいちどおさらいしておきましょう。
バイクの住所変更をする場所は?
バイクの住所変更を行う場所は、排気量によって変わってきます。
ここで気を付けて頂きたい事はバイクの種類の分け方なのですが、住所変更をする時は運転免許センターでの分け方と少し違ってきます。
どういう事かと言いますと、運転免許センターの場合
【原付】=~50cc以下
【小型二輪】=50超~125cc以下
【普通二輪】=125超~400cc以下(実際には小型二輪も普通二輪に含まれます)
【大型二輪】=400cc超~
という分け方をされるので、このように覚えている方も多いと思いますが、住所変更の時は以下のような分け方になります。
【原付】=~125cc以下
【軽二輪】=125超~250cc以下
【小型二輪】=250cc超~
普段あまり馴染みの無い分け方かもしれませんが、車検が発生する250cc以上は、全て「小型二輪」に区分されるので注意して下さいね。
続いてこれらのバイクの住所変更をする場所ですが、
【原付】=市区町村の役所
【軽二輪】=陸運局
【小型二輪】=陸運局
となります。
ナンバーが黄色だったりピンク色のや、○○市、○○区、○○町となっているのはそれぞれの役所、それ以外の地域だけが書かれている(車のナンバーのような)のは陸運局になります。
バイクの住所変更のやり方は?
バイクの住所変更で唯一例外というか、住所変更をしなくて良いケースがあります。
それはバイクの区分が「原付」で、かつ同じ市区町村に引っ越した場合です。
この場合、自分の住所を変更する為に役所に「転居届」を提出するのですが、それと同時にバイクの住所も勝手に変更されます。
ですので、バイクの住所変更という意味では特にする必要はないってことですね。
但し、異なる市区町村に引っ越す場合は手続きが必要になってきます。
まず、手順としては引っ越す前の住所の役所で「廃車手続き」をします。
■廃車手続きに必要なもの■
・身分証
・印鑑
・ナンバープレート
・標識交付証明書
後は、廃車申請書という用紙が必要なのですが、これは役所で貰えるものなので、自分で用意するのは上記のものになります。
恐らく、「標識交付証明書」というのは普段あまり意識した事がないと思いますが、これはバイクを購入した時に必ず付いてくるものです。
もし失くしてしまった方は役所の窓口(税務課)で再発行して貰えるので、あらかじめ取得しておきましょう。
廃車申請をしたら「廃車証明書」というのが貰えます。
これは新しい住所に変更する際に必要になりますので、失くさずにとっておいて下さいね!
次に新しい住所の役所で新住所登録手続きをします。
■新住所登録に必要なもの■
・廃車証明書
・新しい住所の住民票
・印鑑
・標識交付証明書
が必要になります。
手続きをすると新しいナンバープレートが貰えるので、バイクに取り付けて住所変更は終了です。
次に「軽二輪」の手続きですが軽二輪は新しい管轄の「陸運局」での手続きになります。
「原付」と違い、管轄の陸運局が変わらなくても住所変更の手続きは必要になります。
そして原付のように「廃車手続き」をする必要はありません。
■軽二輪の住所変更に必要なもの■
・新しい住所の住民票
・印鑑
・自動車損害賠償責任保険証明書
・軽自動車届出済証
・ナンバープレート(管轄の陸運局が変わる場合)
軽自動車届出済証もバイクを購入した際に付いてくるものです。
これを失くしてしまった場合は陸運局で再発行して貰えます。
自動車損害賠償責任保険証明書、これはいわゆる自賠責保険ですね。これの証明書が必要なのですが、もし失くしてしまった場合はバイクを購入した店に問い合わせて、保険会社で再発行してもらう事になります。
というかこれ失くしたまま走っていると違反になりますので注意して下さいね(^^;
他に必要な書類は陸運局で貰う事が出来ますので、自分で用意する書類は以上のものになりますね。
あとは、申請書を貰う際に数百円程度、ナンバーを交換する場合はさらに5~6百円程度かかる事があるので現金もお忘れずに!
最後は「小型二輪」になります。
小型二輪の住所変更も新しい管轄の「陸運局」での手続きになります。
こちらも「軽二輪」と同様、管轄の陸運局が変わらなくても住所変更の手続きは必要になります。
■小型二輪の住所変更に必要なもの■
・新しい住所の住民票
・印鑑
・自動車損害賠償責任保険証明書
・車検証
・ナンバープレート(管轄の陸運局が変わる場合)
「軽二輪」とほとんど同じで、他の必要書類は陸運局で手に入りますし、費用もあまり変わらないのですが、小型二輪の場合、「車検証」が必要になってきますので注意してください。
バイクの住所変更を代行したい時は?
どうしても忙しくて自分で住所変更が出来ない方は他の人に代行をお願いすることもできます。
代行をお願いする場合は「委任状」が必要になりますが、委任状は陸運局の窓口か下記で紹介する代行サービスなどのHPからダウンロードする事が出来ます。
一般的にはバイクショップなどで頼む事が多いのですが、法律では「行政書士」の資格を持っている人でなければいけない事になっています。
ただ、費用は結構高めで1~2万程度かかる事もあります。
まあ・・・自分で手続きしてもそれ程難しい事ではないですし、お金も何倍もかかってしまうので出来るだけ自分でやった方がいいのかな、とは思うのですが、よっぽど時間がない方は検討してみてはいかがでしょうか。
こちらは全国一律でバイクの住所変更を代行してくれるサービスになります。
⇒「けやきワンストップサービス」
バイクの住所変更の場所は排気量で変わる?やり方や代行する場合は?のまとめ
いかがでしたか?
あなたのバイクはどこで手続きすれば良いのか分かりましたか?
引越しの際には色々な手続きで大変だとは思いますが、バイクの住所変更も忘れずにやっておきましょうね!