エアコンのフィルターを掃除しようと思ったら、何だかベタベタしている。水洗いしてもなかなか汚れが取れない。
そんな経験をされた事ありませんか?
このフィルターのベタベタの正体って何でしょうか?それにはいくつか原因があります。
ここではそのベタベタの原因や、洗い方についてお話していきたいと思いますので、良かったら参考にしていって下さい。
目次
エアコンフィルターのベタベタの原因は?
エアコンのフィルター、ほこりが溜まっているだけでも掃除が大変なのに、それがベタベタしていたら余計に大変ですよね。
このフィルターがベタつく要因はいくつかあるのですが、最も多いと思われるのは以下の2つです。
・油汚れ
キッチンの近くにエアコンが設置されている場合、換気扇がベタベタしてしまうのと同じようにエアコンもまたベタつきやすくなります。
エアコンは室内の空気を一度取り込んで、その空気を冷やすなり温めるなりしてもう一度吐き出している訳ですが、キッチンの近くに設置されている場合、料理で使った油を含んだ空気を取り込んでしまう為、それがフィルターに付着してしまいます。
・ヤニ汚れ
もうひとつはタバコの煙。煙に含まれる「タール」という有害物質です。
車で喫煙をする人は車内が、部屋で喫煙をする人は壁が黄色くなる事が多いですが、これはタールが油のようにベタベタしていてくっつきやすい為です。
このタールを含んだ煙を取り込んでしまうことで、フィルターがベタベタしてしまうんですね。
これらの汚れがついてしまった場合、水洗いだけでは取れない事が多いので、掃除をする時は一手間加える必要があります。
※フィルターによっては水洗いできないものもあるので、掃除する前に取扱説明書で確認しておき、フィルターを取り外す際はエアコン本体のコンセントを必ず抜いておきましょう!
エアコンフィルターの洗い方は?
フィルターに付着した油やヤニを落とすのは、食器の油汚れを落とすのと基本的には同じ要領です。
食器を洗うのに食器用中性洗剤を使う方も多いと思いますが、この中性洗剤はフィルターの油汚れやヤニ汚れにも有効で、特にオレンジオイルを含んでいる洗剤が効果的です。
使い方はフィルターを中性洗剤に浸けておきしばらく放置。そのあと歯ブラシなどで擦りながら水、またはお湯で洗い流します。
中性洗剤で取りづらい場合は重曹水を使います。
重曹水の作り方はスプレー容器にお湯(約40°)を入れ、100mlあたり小さじ1杯分の重曹を入れます。
この重曹水をフィルターに吹き付けながら歯ブラシなどで擦り、水、またはお湯で洗い流します。
そして重曹水より強力なのがセスキ炭酸ソーダ。
セスキ炭酸ソーダを使う時は水で溶かします。
スプレー容器に水を入れ、500mlあたり小さじ1杯分のセスキを入れます。
スプレー容器をよく振ってセスキを溶かしたらフィルターに吹き付け、歯ブラシなどで擦りながら水で流します。
セスキ炭酸ソーダは肌への負担が大きいので、心配な方はゴム手袋などをして掃除しましょう。
まずは家にある中性洗剤を使い、もし汚れが落としきれないようなら重曹水やセスキ炭酸ソーダを使うのが良いかと思います。
エアコンフィルターにおすすめのスプレーは?
上記で紹介した方法というのはメーカーから推奨されている掃除方法ではないので、試す場合はあくまで自己責任でという形でお願いしたいのですが、もし心配な方は市販されているフィルター専用の洗浄スプレーがあります。
有名なのは「アミライト」というスプレーで、網戸やエアコンのフィルターなどに使用する事が出来ます。
使い方は非常に簡単で、歯ブラシなどは使う必要なく、スプレーを吹きかけて泡が無くなったら水で洗い流せば良いだけです。
アミライトに含まれているエチルアルコールや界面活性剤が油汚れを落としてくれます(花粉なども落としてくれます)
使い方も簡単で洗浄力も強力なアミライトですが、難点なのは取り扱っている店舗が少なく、購入する場合はネットでの購入になる事が多いというところですね。
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エアコンフィルターのベタベタの原因は?洗い方やおすすめのスプレーのまとめ
いかがでしたか?
キッチンの近くや喫煙をする環境にあるエアコンのフィルターはベトベトになりがちです。
油汚れやヤニ汚れは放っておくと掃除も大変になりますので、今回紹介したものを使ってこまめに掃除するようにしましょう!
※こまめに掃除ってどれくらい?
⇒「エアコンフィルターの掃除の頻度は?しないとダメ?間隔を空けたい時は?」