運送会社やチケット会社など、様々な企業のコールセンターで採用されている「0570」の電話番号ですが、この番号は「ナビダイヤル」と言われ、NTTコミュニケーションズが展開しているサービスです。
このシステムの特徴は発信者側が電話料を全額負担するということで、電話をかけてる側からすると「へ?なんで?」となるサービスなんですが、これに加えて通常の電話料金よりも割高になっています。
ちょっと・・・いや、かなり発信者側からすると理不尽なシステムなんですが、なぜ様々な企業がこのシステムを採用しているのか、少しでも通話料を安くする方法はないのか?をここで検証してみたいと思います。
目次
0570の通話料はなぜ高い?
0570の通話料は基本的に
「ナビダイヤル」
のようになっていて、通信手段や相手との距離によって料金が変わってきます。
その中でも特に、携帯電話からの通話料が高くなっていますね。
最近では固定電話ではなく、スマホや携帯で電話をかける事が多いですから、さすがにこの値段は「ちょっと高すぎない?」って感じがしますよね。
しかも無料通話や定額通話、かけ放題のようなプランも適用外です。
「じゃあ一体何でこんなに料金が高いのか?」
それはやっぱり「企業にとって便利だから」という事が挙げられそうです。
どのように企業にとって便利なのか?
①無駄な電話対応を減らす。
料金を高めに設定する事によって、大した用件でもないのに電話をしてくる人を減らして無駄な電話対応を減らすという事です。
そうする事で、本当に必要な人が必要な時に電話が繋がるようにするという名目もあるようです。
②クレーマーを防ぐ
クレームを入れてくるお客さんを最小限に抑えるというものです。
わざわざ高いお金を払ってまでイチャもんをつけようとする人はあまりいないと思われます。
それこそお金を払ってまでクレームを入れるという人は、電話が「必要な人」なんでしょうから目的には沿っているんでしょうね。
その他にも企業にとってはコスト削減や、作業効率の向上といったメリットがあるようです。
ただ電話をかける側としては
「何で質問するだけなのに金がかかるんじゃ( ゚ロ゚) モルァ!!」
「ただでさえ商品を購入して金を払ってるのに、何で追加で金を払う必要があるんじゃい(#゚Д゚)ドルァ!!」
と思いますよね?
それは仰る通りで、ハッキリいって発信者側にはこのシステムは何のメリットもありません。
発信者側が一方的に高い通話料金を払うのは「企業にとって必要のない電話を減らす」という理由がありそうです。
0570の通話料って待ち時間もかかるの?
0570から始まるナビダイヤルに電話すると、
「ナビダイヤルに接続します」
的な音声ガイダンスが流れると思いますが、その間も通話料金は発生しています。
という事は電話が繋がった瞬間から通話料金が発生するという事ですね。
というか、そもそもナビダイヤルって下手すれば音声ガイダンスばっかり聞いてますよね?
その間ず~っと高い料金発生してるんですよ。
しかも挙句の果てには
「ただいま混み合っていて~♪」
が流れ始めますよね?
先程は、本当に必要な人が繋がるようにと書きましたが、実際はすぐに繋がらない事がほとんどです。
残念ながら、この担当者に繋がるまでの待ち時間の間もず~っと通話料金は加算されています。
0570の通話料を安くする方法は?
これだけ発信者側に不利なシステムなんだから、それだったら電話をかけない方がマシなんですが、そうもいかない事情ってのもありますよね。
どうしても電話をかけなければならない時もあると思うのですが、ただただ高い通話料金を払うよりは、少しでも安くすむ方法を模索してみましょう。
①併記されている別の固定電話へ電話してみる。
0570の他に、別の固定電話の番号が記載されている場合はそちらの電話番号に電話してみましょう。
この場合、かけ放題や定額プラン、または「050plus」のようなスマートフォン向け通話アプリも使用できます。
②固定電話を使う
ナビダイヤルの場合、先程もお話しましたが、携帯電話からの通話量が異様に高く設定されています。
固定電話からの方が割安になりますので、固定電話をお持ちの方は固定電話からの通話がおすすめです。
③折り返しの電話を貰う
これは確実な方法ではありませんが、試してみる価値はあります。
相手によっては事情を話せば折り返してくれる可能性もあるので、ダメ元で聞いてみるのもひとつの手です。
ただでさえ0570の通話料は高い訳ですから、少しでも安く抑えられるように工夫してみましょう。
0570の通話料はなぜ高い?待ち時間もかかるの?安くする方法は?のまとめ
いかがでしたか?
0570はハッキリいって評判が悪いので、廃止になるのでは?という見方もあるようです。
ただ、現状としてまだまだ多いですから、0570へ電話をかける時は「本当に必要なのか?」「他に方法はないのか?」を考えてから電話するようにしましょう。