秋になると何故か頬に大量のニキビが・・・
そんな悩みをお持ちの方もいるかと思います。
夏のように紫外線が強い訳でも冬のように乾燥している訳でもないのに何で・・・と思っていませんか?
いえいえ、実はそういった分かりやすい理由がないからこそ油断してはいけない季節なのです。
そこで、ここでは秋のお肌のトラブルについて少しでもお手伝いさせていただければと思いますので、良かったら参考にしていってください。
目次
秋になるとニキビが頬にできるのは何故?
秋になると肌が荒れてしまう事はそれ程珍しい事ではありません。
では何故「秋」が要注意なのかは次章で詳しく説明していきたいと思いますが、まずはニキビが頬にできる原因を探っていきましょう。
乾燥に要注意!
ニキビは過剰な皮脂分泌によりできますが、その原因のひとつが乾燥によるものです。
そして、顔の中でも頬は乾燥しやすい部位と言われていますので特に注意が必要です。
頬は顔の中でも基本的に皮脂の分泌量が少ない部位です。
そのため「皮脂膜」がつくられにくく水分が蒸発しやすい為、その結果、乾燥しやすいという事になります。
肌が乾燥すると、体は皮脂分泌を増やそうとしますが、その皮脂が毛穴に詰まってニキビができてしまう可能性もあるのです。
1、Tゾーン
2、目の周り
3、口元
4、頬
Tゾーンやアゴの周りなどは皮脂が多いですが、頬はそれらの部位と比べると皮脂分泌が少ないです。別の角度で見ると頬は刺激も受けやすい部位ということになります。
ホルモンバランスの乱れ
頬のニキビはホルモンバランスにも影響されます。睡眠不足や偏った食生活、女性の場合ですと、体の冷えなどによってもホルモンバランスが乱れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れると皮脂分泌が過剰になりやすいので注意が必要です。
メイク汚れ
メイクの汚れが毛穴に残ってしまうと、皮脂と混ざってニキビの原因になる「アクネ菌」が増殖してしまいます。
その結果、肌が炎症を起こしてニキビができてしまいます。
ニキビの種類は?
ニキビは3段階で悪化していきます。
「白もしくは黒色のニキビ」⇒「赤いニキビ」⇒「黄色いニキビ」
ニキビの初期症状として、皮脂が毛穴に詰まったり、メラニンや皮脂が酸化した状態になると、白いニキビや黒いニキビができます。理想はこの初期段階でしっかりケアしていく事です。
次に「アクネ菌」が増殖して、炎症を引き起こしてしまうと赤いニキビができてしまいます。
さらに悪化すると赤いニキビが化膿して、膿ができた状態になります。それが「黄色いニキビ」です。
ニキビ跡やニキビを早く治したい場合は?
ニキビ跡は美白美容液で改善される場合もありますが、できれば皮膚科などの専門医にかかる事をおすすめします。
また、ニキビ用の化粧品などもモノによっては乾燥しやすくなってしまうので、あまり自己流でケアすることはおすすめできません。
潰すなどはもってのほかです。
秋の肌荒れの原因は?
秋の肌荒れの原因は夏の紫外線によるダメージの蓄積や、気温が低下したことによる新陳代謝の低下、空気が乾燥するに伴い肌も乾燥しやすくなる為、などの原因が挙げられます。
しかも冒頭では「秋にはハッキリした理由がない」と述べましたが、実は紫外線は5月~8月がピークだとすると、9,10月、3,4月が次いで多い時期になります。
また、空気の乾燥も冬に次いで乾燥しやすい為、乾燥した肌は肌バリアが低下して肌荒れの原因になります。
夏の紫外線によるダメージの蓄積
紫外線によって肌バリアが破壊され、蓄積されたダメージは肌の奥に蓄積し、ターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わり機能によって、時間と共に肌荒れとなって表面化されます。
新陳代謝の低下
気温が下がって代謝機能が低下すると、肌のターンオーバーが乱れ、皮脂や角質が肌の表面に残留してしまい、結果、肌荒れや乾燥肌の原因になってしまいます。
乾燥による肌バリア機能の低下
乾燥することでも肌バリア機能は低下してしまいます。
肌バリア機能が低下すると外部からの刺激に敏感になり肌荒れの原因になってしまいます。
肌には適切な水分と油分が必要なので、乾燥には注意が必要です。
乾燥肌についての記事はこちら⇒「秋の肌荒れは乾燥が原因?乾燥肌に効果的な保湿方法やベースメイクは?」
花粉が原因?
花粉症というと鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどを思い浮かべると思いますが、実は肌荒れの原因にもなります。
意外と知られていませんが、8~10月にかけて「ブタクサ」という植物の花粉が飛散する為、特に乾燥して外部からの刺激に弱くなっている肌は注意が必要です。
秋の肌荒れを改善する方法は?
春には花粉対策、夏には紫外線対策、冬は乾燥対策というように、その季節によって対策を変える方は多いと思いますが、秋はこれらの対策を総合的に行っていかなければなりません。
だからこそ秋は油断大敵な季節なんですね。
秋でも花粉が付かないような服装をしたり、外出前は日焼け止めを塗る、しっかり保湿をする、などの対策は大切です。
スキンケアを見直してみる
実は今まで行っていたスキンケアが間違っている可能性もあります。
もう一度ご自身のスキンケアを見直してみましょう。
化粧水を付けすぎない
化粧水は肌の角層と呼ばれる部分に浸透していきますが、たくさん使ったからといって全てが浸透する訳ではありません。
余った水分が蒸発する際に、肌の内部の水分も一緒に奪っていってしまう可能性もある為、逆に肌が乾燥してしまう恐れもあります。
化粧水は500円玉くらいの大きさを手に取れは充分です。
朝も洗顔料を使う
寝ている間も肌は汚れていきます。
歯磨きと一緒で、朝起きたら洗顔料を使って顔を洗うのが効果的です。
化粧水を使った後はしっかりと乳液などでフタをする
化粧水で肌に水分を与えてあげたら乳液などの油分で、しっかりとフタをしてあげましょう。
そうする事で水分の蒸発を防ぐ事ができますが、やはり使い過ぎには注意です。
シートマスクを長時間使用しない
シートマスク乗せたまま寝たりするのはNGです。
良い成分の他に、防腐剤などの成分も浸透してしまう恐れがあるので、あくまで決められた時間を厳守しましょう。
生活習慣を見直す
普段の生活習慣でホルモンバランスが乱れている可能性もあります。
偏った食事や生活リズムの乱れは要注意です。
朝起きた時に疲れが残っているような方などは、良質な睡眠をとる事も大切です
睡眠に関してはこちらの記事も参考してみてください。
→「睡眠の質を高めると目覚めも良くなる?日中の眠気もとれる?」
また、上述したように体の冷えもホルモンバランスが乱れる原因となりますので、エアコンなどで体の冷えに悩まされている方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
→「クーラー病の症状は頭痛?治し方や夏バテとの違いは何?」
まとめ
いかがでしたか?
秋は「これ!」といった特徴はありませんが、その分、ケアが難しい季節だというのがお分かり頂けましたでしょうか?
どうしてもケアが疎かになりがちな季節ですが、秋こそ総合的な肌荒れ対策をとっていくようにしましょうね!