普段自炊をされる方は食器洗いのスポンジをどのように使っていますか?
よく、食器用スポンジはトイレと同じくらい雑菌が多いなんて聞きますが、「食」に関する場所にトイレを引き合いに出されるのはただでさえ気分が悪いものです(^^;
こう言われてしまっては普通に食器洗いのスポンジを使うのも怖くなってしまいますよね。
そこで、今回は食器洗いスポンジの除菌方法などをお話していきたいと思います。
食べ終わった後の食器と毎日格闘している方は是非覗いていって下さい。
目次
食器洗いスポンジの除菌方法は?
最近は除菌作用を謳った洗剤がCMで流れていたりしますが、この洗剤を使って食器を洗えば、同時にスポンジも除菌されると勘違いされている方が多いようです。
確かにパッと見た感じだとそう錯覚してもおかしくない気もしますね。
ただ、例えばスポンジに洗剤をつけて食器を洗う⇒そのままスポンジ置き場に放置⇒次の洗い物で、前回の洗剤が残っているスポンジを使う・・・という方法だと除菌はおろか、むしろ雑菌を増殖させてしまう恐れもあるので注意が必要です。
雑菌が繁殖しやすい環境として「水分・温度・栄養」とあるのですが、この方法だとスポンジに水分が多く含まれてしまい、洗剤の濃度も低くなってしまいます。
結果、雑菌が繁殖しやすくなってしまう可能性があるんですね。
除菌作用が謳われている洗剤で効果的に除菌をするには、「高濃度の洗剤=原液」を使用する必要がある為、使用した後のスポンジを水でよくすすぎ、汚れを落としてからしっかり「乾燥」させる必要があります。
その後、乾燥させたスポンジに洗剤の原液(約8ml)を染み込ませ、8時間~12時間程度放置しておくと除菌の効果が期待できます。
次に使う時はそのまま使用して構いません。
徹底的に除菌したい場合は?
上記の方法よりも徹底的に雑菌を退治したい方は漂白剤の使用をおすすめします。
手間は少しかかってしまいますが、漂白剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは強い殺菌作用があります。
台所用ふきんなどを漂白剤にかける際に、食器洗いスポンジも一緒に2~3分程つけおきしておきましょう。
その後、水でよくすすぎ、しっかり乾燥させます。
食器洗いスポンジの水切れの良い置き方は?
上述したように雑菌の繁殖には水分が関わってくるのですが、スポンジは水分を吸収しやすい分、水切りのしやすい置き方を心がけたいものです。
スポンジラックを使う場合は2タイプあるので、メリットデメリットを考えて使用するのが良いですね。
吸盤タイプのラックはシンクにそのまま水が流れるので、水はけも良く手間もかかりませんが、吸盤がズレてきたり外れて落下してしまう事もあります。
一方、置くタイプのラックは自然に落下する心配はありませんが、ラックを置くスペースが必要だったり、スポンジからの水がシンク上に溜まりやすいので、少し掃除の手間がかかります。
もちろんどちらのスポンジラックを使っても構わないのですが、ここでおすすめしたいのはラックを使わずスポンジを「吊るす」というものです。
クリップ付きのワイヤーを使って蛇口に吊るしておく方法ですね。
この方法だと、場所も取らずにスポンジからの水も直接シンク内に落ちるので便利ですよ。
ちなみに本気でスポンジを乾燥させたい時は、天気の良い日に外で天日干しするのが効果的です。
食器洗いスポンジを交換する頻度は?
いくら普段から食器洗いのスポンジを除菌していても、同じものをずっと使い続ける訳にはいきませんよね。
特に、漂白剤や天日干しなどは、頻繁にしているとスポンジも傷みやすくなります。
スポンジにカビが生えてしまったり、臭いがきつくなってきた時にはもちろんですが、その他にも
・泡立ちが悪くなった。
・スポンジの形が崩れてきた。
なども交換のサインとなります。
スポンジの傷み具合は、それぞれの生活スタイルによって個人差があると思いますが、目安としては約2週間程でスポンジの状態を確認するのが良いと思います。
私も経験があるのですが、泡立ちが悪くなるとその分洗剤を多く使ってしまうので、洗剤で手が荒れやすい方などは早めの交換が吉ですよ!
※洗剤で手が荒れやすいという方はこちらの記事もどうぞ
⇒「食器用洗剤が手荒れの原因?手荒れしない方法やおすすめのモノは?」
最近では100均で複数個入っているものも販売されていますので、こまめに交換するのも良いですね。
食器洗いスポンジの除菌方法 水切れの良い置き方と交換する頻度は?のまとめ
いかがでしたか?
普段、清潔にしておきたい台所ですが、水を頻繁に使う場所なので衛生管理も大変ですよね。
特に食器用スポンジは雑菌の宝庫です。
目に見えない雑菌が相手なだけに、日頃から対策をとっておくことが肝心ですね。