日焼けや紫外線の対策に「日焼け止め」を使用する方も多いと思いますが、この日焼け止め、顔に塗ってトラブルに悩まされる方も多いようです。
特に「目にしみる」「目が痛い」「涙が出る」など、目に関する悩みが多いみたいですね。
「普段は当然そんな症状出ないのに」・・・という事はこの日焼け止めに問題がありそうですね。
今回はこの日焼け止めと目の関係について探っていきたいと思いますので、良かったら参考にしていって下さい。
目次
日焼け止めを顔に塗ると涙が出るのはなぜ?
日焼け止めを顔に塗ると涙が出るなどという悩みをお持ちの方は案外少なくありません。
しかも、目の周りを避けて日焼け止めを塗っても、症状が改善されないという方すらいます。
女性の場合、涙でメイクも崩れがちになってしまうので困ったものですよね。
ではなぜ日焼け止めを顔に塗ると、涙が出る程目にしみる事があるのでしょうか?
それは日焼け止めに含まれている成分が関係しているかもしれません。
日焼け止めに含まれている成分で、目などに刺激を与えやすいと言われているのは、
・界面活性剤
・紫外線吸収剤
・エタノール(アルコール)
この3つの成分と言われています。
特に、エタノール(アルコール)に反応してしまう方が多いようです。
アルコールは揮発成分ですが、気化した成分が目に入ってしまい、涙が出るなどの症状を起こしてしまうんですね。
その為、目の周りを避けて塗ってもあまり症状が改善されないんです。
ちなみに玉ねぎを切っていると涙が止まらない方っていますよね?
あれも成分は違うのですが、硫化アリルという成分が蒸発して目に刺激を与えているんですね。
それと同じで、日焼け止めを塗ると涙が出るという方は、こういった目に見えない成分が悪さをしているという可能性があります。
日焼け止めが目にしみないものとは?
刺激を与える成分が分かったという事は、それに対する対策としては「それらの成分が含まれていない日焼け止めを使う」という事になりますね。
・アルコールフリー
・ノンケミカル
これらの言葉が入っている日焼け止めは、アルコールや紫外線吸収剤が含まれていない日焼け止めになります。
「アルコールフリー」というのはそのまんまアルコールが入っていないという事なんですが、「ケミカル」というのは紫外線吸収剤の事になります。
「ノンケミカル」というのはこの紫外線吸収剤が入っていないという事ですね。
ノンケミカルの場合、紫外線吸収剤は入っていないのですが、代わりに「紫外線散乱剤」というものが含まれていて、こちらは紫外線を跳ね返す成分なのですが、紫外線吸収剤よりも刺激が少ないので、敏感肌の方などによく愛用されます。
ちなみに界面活性剤を使っていない日焼け止めも出ていて、キャメロン&ガブリエルの「ヘヴンヴェール」などはさらにノンケミカルなのですが、まずはアルコールフリーの日焼け止めを試してみてからでも遅くはないような気がします。
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ついでにアルコールフリーの日焼け止めも一応紹介しておきますね。
「ドクターシーラボマイルドUV」
こちらはアルコールフリーかつノンケミカルで、低刺激という事もあり、赤ちゃんでも使えるという日焼け止めです。
これらの日焼け止めが必ずしもあなたに合うとは限りませんが、低刺激な日焼け止めを試してみようかなと思った際には参考にしてみて下さい。
あと、たまに日焼け止めと化粧下地を混ぜて使ったら改善されたという方もいますが、化粧品を「混ぜて」使うというのはメーカーが推奨している使い方ではないので、試す場合はあくまで自己責任という形になるので注意してくださいね(順番に塗る分には大丈夫ですよ)
日焼け止めの代用として使えるものは?
女性の方は普段お化粧をする方も多いと思いますが、日焼け止めを塗る場合、スキンケア⇒日焼け止め⇒化粧下地⇒ファンデーション・・・という順番になりますよね?
※日焼け止めを塗る順番って?
⇒「日焼け止めで化粧崩れするのは塗る順番のせい?下地と混ぜるのはあり?」
これらの日焼け止め、下地、ファンデーションなどをひとつにまとめたものに「BBクリーム」があります。
もちろんBBクリームにはアルコールフリーのものやノンケミカルのものもありますし、「SPF」や「PA」値が高く、紫外線防御効果も高いものがありますのでこちらをチェックしてみるのも良いかもしれません。
何よりお化粧する方には時短になるので助かりますよね。
SPF・・・紫外線を受けてから日焼けするまでの時間(平均で15~20分)をどれだけ遅らせるかという数値(例:SPF50なら50倍遅らせるという意味)
PA・・・紫外線A波の防止効果を表す目安(PA+、PA++、PA+++というように「+」が多いほど防止効果が高いとされる)
日焼け止めを顔に塗ると涙が!目にしみないものや代用になるものは?のまとめ
いかがでしたか?
日焼け止めで涙が出てしまう程刺激を受けるという方は、まずは低刺激のものに変えてみるのも良いかもしれません。
自分に合った日焼け止めを見つけて、目を気にすることなく紫外線を撃退しちゃいましょう!!