いきなりですが、僕はまぐろのたたきが好きでして、スーパーで度々購入することがあります(値引きシールが貼ってあったら速攻でw)
ユッケやなめろうみたいにして食べるのもいいし、そのままタレだけで食べても美味しいですよね。
でも、そこでひとつ疑問に思ったことがありまして。
このまぐろのたたきなんですが、これがお寿司になっていると僕は何も考えずに「ネギトロ」って呼んでたんですね。
でもスーパーとかだと「まぐろのたたきの軍艦巻き」って売ってるし、どうやらお寿司だからって「ネギトロ」になる訳じゃなさそうだ・・・(まあネギトロ丼ってのもありますしね)
じゃあまぐろのたたきとネギトロの違いは一体何だろう?という訳で今回はこの両者の違いについて調べてみました。
目次
まぐろのたたきとネギトロの違いは?
まぐろのたたきですが、まずこの「たたき」という言い方もちょっと紛らわしいですね。
たたきと一口に言っても、単に細切りにして刺身にしたものや、表面だけを軽く焼いて中までは火を通していないものも含まれます。
カツオのたたきなんかはこのイメージが強いですね。
それに加えて、魚の身をペースト状になるまで叩き潰したものも「たたき」になります。
今回疑問に思ったのはこのペースト状になっているたたきの事ですね。
で、ペースト状のまぐろのたたきとネギトロの違いなんですが、よくよく見てみると、ちょっと色と形状が違うような気がします。
ネギトロの方が色が薄いというかピンク色っぽい気がするし、形状もネギトロの方がペースト感(?)が強い気がする・・・逆を言えばまぐろのたたきはまだ身の形をした部分が残っているような。
ふたつとも原料は同じマグロなのに、見た目が変わってくるという事は、どうやらマグロの使っている部位や調理の仕方に違いがありそうです。
まぐろのたたきとネギトロ 使われている部位は?
まずネギトロですが、本来のネギトロはマグロの「中落ち」という部分や皮の裏についた脂身などをこそげ落としたものが使われます。
通販やネットでネギトロを見てみると、しっかり「中落ち」と書かれているものもありますね。
「中落ち」とはマグロを捌いた際に背骨に残っている赤身の部分です。
その為、元々はマグロを一匹丸ごと買い付けるような高級店でしか手に入らなかった代物なのですが、最近では回転寿司などでも安い価格で食することが出来ますよね?
理由としては、最近出回っているものの多くは中落ちの部分ではなく、マグロから出る端材に植物油や着色料などを加えてペースト状に加工されたものが提供されていることが多いからです。
場合によっては、マグロですらなくマグロと色や味が似ているアカマンボウの身を使っていることもあるそうです。
それに対してまぐろのたたきは刺身にしてよく食べる部分、いわゆる「柵」の部分が使われます。
これはさすがにマグロ以外の魚を使ってしまうと名前がおかしなことになってしまうので、使われている魚はマグロです。
という訳で、本来の意味で言えば、まぐろのたたきは柵の部分、ネギトロは中落ちの部分というように使われている部位が違います。
現在のネギトロは中落ち以外の部分や他の魚なども多く使われていて、本物のネギトロっぽくしている所がちょっとややこしいですね(^^;
まぐろのたたきとネギトロの調理法は?
一般的にまぐろのたたきは柵の部分を細かく切って叩いたもの。
ネギトロは中骨に付いている中落ちをスプーンなどで削ぎとり叩いてペースト状にしたもの。
それに先程も書いたように植物油や魚油、着色料などの調味料が加わっています。
その為、叩き方などの調理法自体にそれ程の違いは無いのですが、使われてる部位や調味料が違う為、まぐろのたたきの方が身の形が残っている感じがするのかもしれません。
でも、自宅でまぐろのたたきを作る場合、まぐろの切り身をそのままミキサーにかけて作ることも多いので、そうなるともうネギトロとの見た目の違いも殆どないかもしれませんね。
まぐろのたたきとネギトロの違いとは?使ってる部位や調理法が違う?まとめ
いかがでしたか?
まぐろのたたきとネギトロの違い、本来一番違う部分は使われている部位ですね。
それに加えて、最近のネギトロは使われている部位はおろか、使われている魚や調味料などもまぐろのたたきとは異なることがあるようですね。
ちなみに余談なんですが、ネギトロの名前の由来って野菜の「ネギ」とマグロの「トロ」ではなくて、中落ちの部分をスプーンで「ねぎ取る」という言葉からきている説もあるみたいですね。
なにげにこれが一番ビックリしました(笑)