夕方ジョギングをしていると、空中に小さい虫の集団が飛んでる事があります。
まあその大群の中に突っ込んでいくと、「俺、今戦ってるぜ!」という気分にならない事もないんですが、正直言ってうざいだけです。
この小さい虫が飛んでる景色っていうのは昔から見ているものですが、この虫の正体が何なのかまでは考えた事なかったです。
子供の頃は「ブヨ」って呼んでた気がするのですが、どうやら違うみたいなのでこの際だからコイツの正体を探ってみる事にしました。
目次
夕方になると現れる虫の集団の正体とは?
この謎の虫をとっ捕まえて細かく調べた訳ではありませんが、おそらく夕方に現れる虫の集団は「ユスリカ」という昆虫です。
大きさや形が蚊と良く似ていますが、蚊はハエ目糸角亜目カ科に属し、ユスリカはハエ目糸角亜目・ユスリカ科(学名:Chironomidae)に属するそうで「科」が違います。
そしてユスリカの集団の事を「蚊柱」と言い、発生時期は初夏~秋にかけてです。
この蚊柱ですが、数は数十匹~数百匹いるそうですが、その全てが雄(オス)だそうで、雌(メス)呼ぶ寄せる為に集団でいるそうです。
繁殖期になるとこの群れの中に雌(メス)が一匹~数匹飛び込み、交尾、産卵するという事で、雄(オス)からしたらかなりの倍率になりますね(^^;
しかもユスリカの寿命は数日~1週間程度と短いので、一回チャンスを逃したら次はもう無いかもしれないという・・・そう考えるとユスリカの存在意義って・・・(T_T)
と言いつつも、ジョギング中に遭遇したら避けるのも面倒なので構わず突っ込んで行きますけどねw
ちなみになんですが、蚊柱は地上から大体1m程の高さに出来る事が多く、さらに背の高い場所に群がる習性があるようです。
その為、人が通ると頭を目安にして集まるので、顔の周りが鬱陶しい事になるんですね。
僕も手で追い払うんですけど、ついてくるんで逃げた方が早いです。
ユスリカが集まる場所はどこ?
ユスリカの生息地帯は湖や川、公園などの池沼の近くです。
要は水がある場所という事なんですが、確かにジョギング中も川の土手で見る事が多いし、子供の頃も田んぼの近くで大発生していた気がします。
あとは雨の日の後なんかは水たまりが出来るので発生しやすくなったり、雨が降る前も本能的に察知して活動が活発になる事が多いようです。
これも確かに雨の日の前後ってなんか虫が多く発生するイメージがありますね。
但し、雨が降ってくると雨に当たらないよう木などにとまって雨が止むのを待つそうです。
もうひとつは街灯や家の照明などからでる紫外線に引き寄せられて飛んできます。
その為、洗濯物等に付いてしまって困った・・・なんて事も起こりえます。
ユスリカが人に害を与える事はある?
ユスリカと蚊の違いは吸血するかしないかにあります。
蚊は人間の血を吸いますが、ユスリカが血を吸うことはありません。
そういった意味では、あまり人間に直接的な害を及ぼすことはないのですが、体質によってはユスリカが原因でアレルギーを発症してしまう可能性もあるそうです。
ユスリカの死骸は粉末状になるのですが、それが体内に入ると、アレルギー性の鼻炎や喘息になってしまうケースもあるみたいなので注意が必要です。
あとは先程書いたように洗濯物に付いてしまったり、屋内に侵入してくる事もあるので、そういった意味では害というより迷惑を被ることはあるかもしれませんね。
夕方にいる虫の集団って何?集まる場所や人に害を与える事は?のまとめ
いかがでしたか?
夕方になると現れる虫の集団は、その殆どが「ユスリカ」かと思われます。
僕がユスリカの大群を突っ切るときは、少しうつむき加減で(飲み込んだことは無いのですが、口の中に入った事があるんで)薄目にして突っ切るんですが、邪魔なんでとにかく一刻でも早くその場から逃げるのが得策ですね。
屋外で遭遇した場合、その場で駆除できる訳でもありませんしね(^^;
※夏の雨の日の翌日、窓際に虫の死骸が落ちている事ありませんか?
⇒「雨の日の翌日窓の側に虫の死骸が大量発生!効果があった対策方法は?」