精油(エッセンシャルオイル)とは植物が産出する揮発性の油で、それぞれに特有の香りがあり、その香りには様々な効果が期待できると言われています。
リラックスや消化を促進させる作用のものがあったり、香水や化粧品、種類によっては塗料などにも使われる精油ですが、今回は防虫作用が期待できる精油についてお話をしていきたいと思いますので、良かったら参考にしていってください。
目次
防虫作用のある精油は?
最近では防虫剤の代わりにハーブや精油を使ったものを代用品として使う方も増えてきました。
そこで、色々な種類がある精油ですが、その中でも防虫作用が期待できると言われているものを紹介します。
・ユーカリ・シオリオドラ
・シトロネラ
・スギ
・ゼラニウム
・コウヤマキ
・パチュリ
・ヒノキ
・シダーウッド・アトラス
・ペパーミント
・レモングラス
・ホーリーフ
・ヒバ
・バジル
植物は地面に根を張っているので、移動ができません。その為、虫から狙われた際に避ける事ができないので、虫の嫌がるにおいを発して近づけないようにするみたいです。
その香りは人間には決して不快なものではないので、防虫剤として利用する方が増えてきているという訳ですね。
精油のおすすめのブレンド方法は?
精油の良いところというか楽しい点のひとつに、精油をブレンドして自分のオリジナルの香りを楽しめるというものがあります。
もちろん自分の好みでブレンドしてもらって構わないのですが、ここではちょっとしたおすすめというか、ブレンドする際のコツを紹介したいと思います。
精油は大きく分けて7つの種類に分ける事ができます。
上記の防虫作用が期待できる精油で表すと
【柑橘系】
・シトロネラ
・レモングラス
【フローラル系】
・ゼラニウム
【ハーブ系】
・ペパーミント
・バジル
【エキゾチック系】
・パチュリ
【樹木系】
・ユーカリ・シオリオドラ
・シダーウッド・アトラス
・コウヤマキ
・スギ
・ホーリーフ
・ヒノキ
・ヒバ
これらのように分類されます。
この他に【樹脂系】や【スパイス系】を含めて7種類です。
基本的には同系統の精油でブレンドすると相性が良いですが、他の方法としては「隣同士の系統をブレンドする」やり方がおすすめです。
隣同士の系統とはどういう事かと言うと下図のような関係になります。
【柑橘系】ー【フローラル系】ー【エキゾチック系】ー【樹脂系】ー【スパイス系】ー【樹木系】ー【ハーブ系】ー【柑橘系】~
例えば柑橘系と相性が良いのはハーブ系やフローラル系、スパイス系と相性が良いのは樹脂系や樹木系となります。
この関係を覚えておくと、ブレンドで迷った時の手助けになると思います。
防虫効果のある精油スプレーの作り方!
精油をスプレーにしておくと、手軽に部屋やクローゼットで使う事ができ、香りと防虫という効果が期待できて一石二鳥なので作り方を紹介したいと思います。
【準備するもの】
・無水エタノール
・精製水(またはミネラルをウォーター)
・スプレー容器
・精油
【作り方】
①スプレー容器に、作りたい量の20%にあたる量の無水エタノールを入れる(例:30ml作りたい場合は6ml程)
②お好みの精油を10~15滴程入れ、しっかり混ぜる(この時、白濁したりする事がありますが問題ありません)
③精製水(またはミネラルウォーター)を入れ容器を振ってよく混ぜてあげれば完成です。
【注意点】
・無水エタノールは引火しやすいので、火気には近づけない。
・スプレーを直接顔などに吹きかけない。
・スプレーの使用期限は1ヶ月程度を目安にする。
参考に実際に作ってくれている動画を紹介します。
まとめ
いかがでしたか?
今回は防虫作用のある精油についてのお話でした。
最後に注意していただきたいのは、今回紹介させていただいた精油はあくまで「防虫」ですので「殺虫」効果は期待できません。
また、スプレーなどの効果が持続するのは2~3時間程度なので、出来ればこまめに吹いてあげた方がいいかもしれませんね
それでは是非オリジナルの防虫剤を作ってみてくださいね!