お赤飯(おこわ)っていうと、お祝いごとやおめでたい日に食べるイメージがありますよね。
でも僕は普段からしょっちゅう食べます。子供の頃から好きなんですよね赤飯。
あのもち米のもちもちした感じと、小豆の・・・まあ個人的には豆なしでも別に良いんですけど(^^;
とにかく美味しいんですよね。白いご飯よりカロリーはちょっと高いけど、その分栄養も豊富ですしね♪
コンビニで売っている赤飯のおにぎりにはよくお世話になってます。
ところで、スーパーなんかで売っている赤飯の弁当にはよくごま塩が入った袋が別に付いていたりしますよね?
確かに僕もごま塩やただの塩をかけて食べる事が多いのですが、赤飯ってなぜ「ごま塩」なんですかね?ごま塩以外じゃ駄目なのか?
何か意味や役割でもあるんですかね?
ちょっと気になったので、今回は赤飯にはなぜごま塩なのかを調べてみる事にしました。
目次
赤飯にごま塩をかける意味は?
今ではすっかり赤飯=おめでたいというイメージが定着していますが、昔は凶事の時にも赤飯を炊く風習があったようで、現在も葬式の時などに赤飯を使う地域もあるようです。
古代から赤い色には厄除けや邪気を祓う力があると信じられていて、神様に赤米をお供えする風習もあったみたいなんですね。
元々、日本にお米が伝わった時は今の赤飯のような赤い色をしたお米だったようですが、それが稲作技術の向上により白いお米が主流になってきました。
ただ、白米が主流になっても、赤いご飯を食べるという風習は残っていて、白いご飯に小豆などを使って色を付けたのが赤飯の始まりです。
この際にごま塩が使われるのは、神様に白いご飯を赤く染めたというのをごまかす為だと言われています。
要は語呂合わせなんですね。
というか、こう言っちゃなんですけど、こういった昔からの云われや歴史ってなんかダジャレというか、語呂合わせみたいなの多いですよね(^^;
赤飯にかけるごま塩の種類が地域によって違うってほんと?
僕も赤飯というと黒ごま+塩のごま塩が定番だと思っていたのですが、地域によって多少の違いがあるようです。
場所によっては白ごまを使用したり、黒ごまと白ごまの併用、もしくはごまを全く使わないなんて所もあるみたいですね。
理由としては「昔、神様がごまの枝で目を突いたため」なんて言われているそうです。
あと珍しいのが、ごま+砂糖の「ごま砂糖」。ごま”塩”じゃないんですね。
こちらは徳島県の鳴門地方で使われるようです。しかもガッツリかけるみたいですね。
昔は塩というと価値の高いものだったのですが、なんでも鳴門地方一帯は江戸時代、塩田地帯だったそうです。
その為、塩はいくらでも手に入り、どっちかというと砂糖の方が貴重だったみたいなんですね。
そういった事情から、お祝いごとの時には貴重な方の砂糖を使うようになったなんていう説があります(徳島県全体ではなく、あくまで鳴門地方のみです)
赤飯に甘いものを加えるというのは、自分としてはちょっとピンとこないのですが、北海道や東北の一部地域、山梨県などでは小豆の代わりに甘納豆を使う赤飯もあるようなので、案外、赤飯+甘いものという組み合わせもマッチするのかもしれませんね。
赤飯にかけるのはごま塩だけじゃない!他に合うものは?
「何も赤飯にかけるものは胡麻だけじゃないだろ!」
ということで、実際に人によっては色々なものも赤飯にかけているみたいですね。
ここで、一部紹介したいと思います。
但し、僕が実際に全部試したワケではないので、もしご自身で試す場合は自己責任でお願いしますねw
・醤油
赤飯+醤油というのもちょっと意外な感じもしますが、赤飯はもち米なので、醤油も合うんでしょうね。
というより、新潟県などの中越地方の一部では「醤油赤飯」といって、お醤油で味付けや色を付ける赤飯もあるそうです。
・紅しょうが
こちらは先程紹介した北海道の赤飯にかける事があるようです。まあ、かけるというより「添えられてる」って事だと思いますが。
甘い赤飯だと、紅しょうがが丁度いいアクセントになって、美味しいのかもしれませんね。
・塩昆布
これはごま塩と同じ塩分なので何となく分かる気がします。
味的には間違いなく合うと思うのですが、ただ、昆布の歯ごたえがちょっと邪魔をしないか心配(^^;
・卵
卵かけご飯ならぬ「卵かけ赤飯」です。
卵かけご飯のように醤油をかけると美味しいみたいですね。
味が想像出来ないから試してみたい気もするけどな~、ちょっと怖いような(^^;
という事で、まだまだあると思うのですが、調べてみると色々な組み合わせが合って面白いです。
赤飯にはなぜごま塩?地域によって違うの?他には何をかける?のまとめ
いかがでしたか?
赤飯のごま塩は神様をごまかす為、地域によってはかけるものも変わってくるという事でした。
とにもかくにも赤飯は美味しいですからね、一気食いなどして喉に詰まらせないようにだけ注意しましょうね(^^;