2020年東京オリンピックの射撃会場、陸上自衛隊朝霞訓練所がある陸上自衛隊朝霞駐屯地。この敷地内に「陸上自衛隊広報センター(愛称:りっくんランド)」という自衛隊のPR施設があります。
自衛隊の施設で一般開放されている場所というのは非常に珍しいみたいですが、今回はこのPR施設「りっくんランド」に行ってきたのでレビューをしていきたいと思います。
目次
りっくんランドは入館料・駐車場代、共に無料!
何が助かるかってこのりっくんランド、入館料・駐車場、共に無料です。料金はかかりません。
しかももちろん、閉館時間までなら何時間ゆっくりしていても大丈夫です。
施設内に自販機や売店はありますが、展示物や体験コーナーでお金を使う事はありませんので、その気になれば一切お金を使わずに過ごす、なんてことも可能です。
1Fは展示物や体験コーナーが多数
りっくんランドの入口を入り女性自衛隊員の「こんにちは」という爽やかな挨拶に軽く対応してメイン会場に入るとまずはコレ。
自衛隊のパンフレットや求人情報・イベントカレンダーなどが置いてあります。
さすがにこのあたりはソツがない感じですね(笑)
1Fは戦車やヘリコプターの展示物や
・オープンシアター
・3Dシアター
・フライトシミュレーター
・射撃シミュレーター
・服装体験コーナー
といった体験コーナーがあります。
まず目に入ってくるのは陸上自衛隊員が実際に使っている背のうや防弾チョッキ。
実際に担いでみる事も出来るのですが、背のうが15kg、防弾チョッキが4kgあるのでかなり重いです。
これを担いで行動する訳ですから、自分には陸上自衛官は務まりません(^^;
続いては「オープンシアター」
モニターには音楽隊の映像などが流されていて、音楽隊はクリスマスの時期になるとイベントとしてコンサートなども行っているようです。
そういえば自衛隊の音楽隊ってテレビなんかでもPR活動していたけど、今って自衛隊の志願者って少ないんでしょうか?
僕の親父は海上自衛隊だったんだけど、親父の頃は自衛隊というか公務員になりたがる人は殆どいなかったらしい。給料が少ないから。
それが僕の時代の時は給料が安定しているという事で自衛隊も人気があった気がするんだけど、最近はまた人気も下降気味なんですかね??
偵察用バイクは敵を見つける時に使用するほか、味方との連絡や銃撃戦になった時には盾としても利用されるようです。
排気量が250ccみたいだけど、やっぱり中型免許が必要なんだろうか・・・?
こちらは「自衛隊なりきり写真館」
プリクラというよりかは証明写真みたいな感じだと思いますね。
気分はまさに自衛官!「服装体験コーナー」
こちらでは迷彩服の貸出を行っています。
もちろん無料なんですが、試着できるのは1時間で迷彩服で移動できるのは館内のみという条件になります。
子供用のサイズもありますので、親子そろって試着する事も出来ますよ!
対戦車ヘリコプター「AHー1S(コブラ)」
展示ゾーンの中心部に「ドーン」と配置されています。
乗員は2人で操縦席は前後に乗るようになっているタンデム仕様です。なんでもタンデム仕様になっているのは機体正面幅を狭くして敵に見つかりづらくする為だとか。
操縦席は普段は乗る事は出来ませんが、イベントなどで体験搭乗できる日もあるみたいです。
「フライトシミュレーター」
コブラの後部座席からの映像をもとに約2分間の飛行と射撃の疑似体験が出来ます。
まあ映像を見てるだけっちゃだけなんですが、かなり揺れたり射撃に合わせて機体が振動するので迫力はありますね。
こちらはシートベルトをする必要がある為か身長制限があり、110cm未満の方の搭乗は出来ません。
少し並ぶ事もありますが、1回が約2分と短いので、割とサクサク流れていく印象ですね。
「射撃シミュレーター」
こちらは2台あり、対戦もできる射撃シミュレーターです。
戦車を撃ちまくれ!って感じですが、割とゲームセンターのゲームみたいな感じですね。
「90式戦車砲手用照準潜望鏡」
戦車の中から潜望鏡がどうやって見えるのかを体験できるものです。
一応屋外が見えるようになっていますが、思ったよりも視野が狭かったので最初何が映っているのかわかりませんでした(^^;
ちなみに名前の読み方は「きゅうじゅうしき」ではなくて「きゅうまるしき」と読みます。
自衛隊って数字の読み方が独特なんですよね。時間とかも例えば14時00分だったら「ひとよんまるまる」とかって読むんだった気がする・・・確か。
見た目はただのレトルトに見えますが、1食のカロリーは非常に高く、殆どが1000キロカロリーを超えています。
やっぱり激しく体力を消耗する職業なので、カロリーがこれくらいないとエネルギーを補充出来ないんでしょうね。
あとこのミリメシですが、りっくんランド内にある売店「アーミーショップさくら」でも購入する事が出来ます。
この「アーミーショップさくら」ですが、ミリメシの他にもとても個性的なお土産が置いてあるので、良かったこちらの記事も参考にしてみて下さい。
「3Dシアター」
こちらは普段自衛隊員がどんな訓練や活動をしているのかを3D映像で見れるものです。
時間によって毎回違う映像が流されており、時間がくると自衛隊員の方がアナウンスしてくれます。
サングラスタイプの3Dメガネをかけて鑑賞するんですが、映像の内容に合わせてシートが振動したりとちょっと凝った演出もあります。
3D専用の映像なので、3Dメガネを外してモニターを見ると、ブレてしまっていて何が何だかさっぱり分からなくなります(笑)
ちなみに1回の上映に対する定員は23名になっています。
屋外イベント広場には戦車がズラリ
1Fの展示場から屋外イベント広場に出る事が出来ます。
こちらには「10式戦車」や「75式自走155mmりゅう弾砲」などの戦車が並んでいたり、「地下指揮所」を覗いてみる事が出来ます。
2Fは展示ゾーンと休憩スペース
1階の奥にある(ちょっと分かりづらい)階段を登ると2階に行く事が出来ます。
2階は主に展示ゾーンと休憩スペースになります。
こちらの部屋では自衛隊のこれまでの歴史や活動内容を年表や写真で知る事が出来ます。
今までオリンピックにも貢献しているそうで、1964年の東京オリンピックで使われた聖火トーチや、自衛隊から排出されたメダリストのメダルなども飾られています。
こちらの部屋では自衛隊に関する書籍を読んだり、塗り絵や輪投げをして遊ぶ事も出来ます。
他にも全国司令部等部隊識別帽子も飾られていて、そういや親父も似たような帽子を持っていたなぁとちょっと懐かしくも感じました。
あと、2Fにはレストコーナーがありまして、こちらでは休憩はもちろんですが、飲食が可能なスペースになっています。
りっくんランド内でランチなどを食べようと思っている方はこちらの記事で詳しくお話しているので良かったら参考にしてみて下さい。
りっくんランドに行ってきた!展示物や体験コーナーを満喫!のまとめ
今回は日曜日にりっくんランドに行ったのですが、あまり混雑もしていなくて割とのんびり楽しむ事が出来ました。
イベントの日などは多少混雑するのかもしれませんが、普段は無料で楽しむ事も出来ますしコスパ的には十分満足できる施設だなぁという印象でしたね。
【陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)施設情報】
住所:〒 178-8501
東京都練馬区大泉学園町 [広報センター所在地は埼玉県朝霞市栄町4-6付近]
TEL:03-3924-4176 (FAX兼用)
入館料:無料
駐車場:無料(乗用車約100台、大型バス4台)
開館時間:午前10時~午後5時
休 館 日:月曜日及び第4火曜日(基準)及び年末年始
詳細は「りっくんランド休館日カレンダー」を参照して下さい。
■りっくんランドへのアクセス方法
・東京外環自動車道「和光インターチェンジ」から車で約1.5km
・東武東上線「朝霞駅」もしくは「和光市駅」より徒歩約20分(個人的にですが、和光市駅からの方が分かりやすくて若干近い気がします)
詳しくは「りっくんランド公式ホームページ(アクセス方法)」より確認して下さい。