引越しをする際には自分で様々な手続きをしなければなりません。
これがまた面倒っちゃ面倒なんですが、これをしておかないと後々困るものや目先の生活すらままならない事もあります。
特に初めて引越しをする方は、どんな手続きが必要か分からないと思いますので、ここで一度確認をしておきましょう。
目次
1人暮らしの引越しでやるべき手続きは?
まず、手続きには新しい住まいが決まって実際にその部屋に引っ越す前や、もしくは入居日当日に済ませておいたいいものと、引っ越した後に行う手続きがあります。
■転居前や入居日に済ませておきたい手続き■
・転居前の電気・ガス・水道の停止と、新住まいでの開栓
・郵便局へ転居届の提出
・違う市町村へ転居する場合は、転居前の市役所へ「転出届」を提出し、「転出証明書」を貰っておく
これらの手続きは誰しもが必要な手続きになります。
特に郵便局への手続きは忘れがちになってしまうので、転居前の郵便本局で忘れずにやっておくようにしましょう。
この手続きをしておくと、古い住所へ郵便物が届いてしまった時、新しい住所へ転送してくれるようになります(期間は1年間)
あとは個人個人で変わってきますが、以下のようなものもチェックしておきましょう。
・インターネットを使うなら回線の工事予約
・お店の会員証
特に会員証などはカードを作った店舗でしか住所変更できない場合もありますので、転居前に変更しておくか、もしくはこの機会に解約するかを決めておきましょう。
■転居後に行う手続き■
・転出届けを持っている場合は新しい住所の市役所へ転入届けの提出(同じ市町村の場合は「転居届」の提出)
・運転免許証の住所変更(警察署)
・キャッシュカード類の住所変更(銀行や郵便局)
市役所に転入届を提出した際に、同時に「住民票」を取っておくと、運転免許証の住所変更などで使えるので便利ですよ。
あとは各種保険の住所変更ですが、特に注意が必要なのは「国民健康保険」に加入されている方。
国保に加入されている方は、「転出届」と提出する際、同時に「資格喪失手続き」をし、「転入届」を提出する際に新たに「加入手続き」をするようにしましょう。
※車を所持している場合は?
⇒「車の住所変更って必要?やり方や忘れてた場合はどうする?」
※バイクを所持している場合は?
⇒「バイクの住所変更の場所は排気量で変わる?やり方や代行する場合は?」
引越しした後に住所変更が遅れてしまった場合は?
上述した手続きの中で、「転入届」は期限が決められているので注意しましょう。
「転出届」は特に決まりはありませんが目安としては引越しの14日前から、「転入届」は法律で引越し後14日以内に提出すると決められています。
これに違反すると、最悪の場合罰則を受ける事もあるので注意して下さい(最大5万円)
・・・ただ、
まあぶっちゃけた話をしてしまうと、少しくらい遅れても大丈夫な場合が多いです。
実際に私も1ヶ月くらい遅れてしまった事があるのですが(理由は知らなかったから(^^;)問題なく手続きしてもらえました。
余程悪意がある場合は別ですが、どうしても期限内に出せない事情がある方や、うっかりさんでも、正直に話せば後から手続きしてくれる事がほとんどのようです。
とは言っても「転入届は14日以内に出さなくても良いからね~」という訳ではないので、勘違いはしないようお願いしますね。
引越しで住所変更をした後の税金の注意点
引越しで住所変更をした際によくある勘違いのひとつが「税金」についてです。
勤め先で全てやってくれるという方には関係のない話ですが、自分で支払っている方で注意して欲しいのは「住民税」についてです。
よく「引越しして住所変更も終わっているのに、前住んでいた市役所から通知が来たんだけど・・・」
と、疑問に持たれる方がいるのですが、これ、特に間違っている訳ではないんですね。
住民税というのは1月1日時点で住民登録をしていた地域に、その後1年間支払う義務があります。
ですので、極端な話、1月2日に引っ越した場合でも前住所の地域に1年間住民税を支払う事になります。
引越し後の自治体へ住民税を支払うのは次の年からになりますので注意して下さいね。
1人暮らしの引越しでやるべき手続き住所変更が遅れた時と税金の注意点まとめ
いかがでしたか?
引越しの手続きは面倒臭いと思う方も多いでしょうが、だからこそ時間を取って一気にやってしまいたいものですね。
もし、覚えきれないという方は「チェックリスト」などを作って、「漏れ」がないよう確実に終わらせるようにしましょうね。